WINDOW RESEARCH INSTITUTE

連載 窓のふるまい学[北欧編]

アアルト設計
マンテュラ邸のリビング

塚本由晴研究室(東京工業大学)

14 May 2024

Keywords
Alvar Aalto
Architecture
Columns

森林産業で栄えたフィンランド・インケロイネンの街に建つ、タンペラ社の工場の技術部長のための住宅のリビング。計20枚の正方形の2重窓が南向きの室の間口いっぱいに並んでいる。外側はフィックス窓であるが、内側は掃除のために開けることができ、両端の2列は左右に、真ん中の3列は上にヒンジがついている。窓台の下にはラジエーターが仕込まれており、暖気が窓に伝わるようにスリットが設けられている。

Living room of Aaltoʼs Mäntylä
Alvar Aalto
Inkeroinen, 1938

本コラムは、世界の窓辺とそのふるまいについて、東京工業大学塚本由晴研究室との共同研究「民族誌的連関と産業社会的連関にまたがる窓」から抜粋したものです。

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