菊竹清訓の著作『代謝建築論』で語られた理論「か・かた・かたち」の実践例としても有名なこの建物は、1981年まで市庁舎として、現在は市民センターとして利用されている。階段・エレベーター、トイレ等が入った四隅の巨大なコアに対して、上階3層分を4m分キャンチレバーで4方向に張り出さしている。張り出した部分は上下に換気用の突き出し窓が付いた全面ガラス張りの部屋となり、周囲を見はらす180度の視界を実現している。正面玄関東側にある渡り廊下の南面した縦格子窓は、あみだ形に横桟、方立が入る。さらにガラス面を前後に120mmずつランダムにずらすことによって平滑な立面を避け、陰影とリズムを生み出す。中3階の書庫にある五角形の窓は、上部左右にある2つの頂点が軸となる横軸回転窓で、城郭の鉄炮狭間のような意匠は直線的な外観に対してのアクセントとなっている。
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Drawings

3階 連続窓

渡り廊下 縦格子窓

書庫 五角形の横軸回転窓
Gallery
5階の連続窓
外観
渡り廊下の縦格子窓
書庫の五角形の横軸回転窓
南東からの全景
3階の連続窓
5階の連続窓
3~5階の連続窓の外観
渡り廊下の縦格子窓
書庫の五角形の横軸回転窓
踊り場の大窓
議場の不規則な明かり取り
議場の十字型の天窓