WINDOW RESEARCH INSTITUTE

チキンハウス

吉田研介
1975
所在地:神奈川県
用途:住宅
構造:木造(一部鉄骨)
08 May 2025
Keywords
Architecture
Collection
Japan

工業製品を駆使した徹底的なローコストで実現した建築家の自邸で、両親の住居を含む二世帯住宅として計画された。南面にはかつて緑に覆われた丘陵が広がっており、リビングの大開口はそのピクチャウィンドウであった。大開口の実現のために、この部分だけ鉄骨でフレームが組まれている。その隣には大きさが対比されるように、設計者が「パタパタ窓」と呼ぶ比較的小さなフラッシュ窓とすりガラスがグリッド状に組まれている。この手法はその後に手がけた建築にもたびたび登場する。南面を除いた各面には、すりガラスの縦長の片開き窓がとりつき、住宅内部に柔らかな光を充填する。

Virtual Tour

Drawings

2階寝室 パタパタ窓
リビング 大開口
国内モダニズム建築の窓ー保存と継承
自邸に宿る、建築家の精神性─
吉田研介《チキンハウス》の窓
吉田研介 × 石村大輔 × 根市拓(Ishimura+Neichi)