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西川純司(社会学者)「近代日本における感染症と微気候をめぐる実践」
…報告を配信しました。本記事は登壇者のひとりである西川純司氏(社会学者)の講演内容を再構成したものです。 コロナ禍の現在、住まいにおける健…
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Ⅴ 窓の犯罪学
社会学者ジンメルによれば、窓のもつ「原理的な意義」は、第1に外界との一方向的な結合 (「内」から「外」へ) を媒介すること、第2にもっぱら「…
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Ⅳ 超高層マンションと窓─機能性から眺望性へ─
眺望の魅力 パーシャルオーシャンビュー、オーシャンビュー、オーシャンフロント。こう聞いて、もし何のことかすぐに分かるとすれば、おそらくかなり…
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Ⅲ 窓が増える社会、減る社会─変動期の「窓」問題から考える─
窓の増える社会としての近代 近代とは、窓が増える時代でもありました。人口が増加し生産力が増強されるにつれて、これらを収める建造環境は急激に拡…
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Ⅱ 「見えない光」と窓
日本における「窓が増える社会」は、明治以降にやってきたと考えられます。ガラス窓が一般住宅に普及し始めるのも、大正・昭和初期からです。この時期…
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Ⅰ メディアとしての窓─なぜ窓越しに眺めることは楽しいのか─
…経験はどのように変化するのでしょうか。 〈目のための通路〉 社会学者のジンメルは扉と比較しながら窓の特徴を2つ挙げています。扉も窓も家の内部…
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窓がつくる社会、社会がつくる窓
…されることさえあります。 しかしそれでも「窓」は大切である。社会学はこう考えます。 社会学は多彩な視角と方法により、社会と人間に関わる幅広い…
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浜本隆志『「窓」の思想史 日本とヨーロッパの建築表象論』
“窓”を切り口に建築から風景・風俗・政治支配にまで及ぶ思想史を探求する一冊。産業史、技術史の具体的な内容をふんだんに盛り込みながら、その根底…