07 May 2021
北海道開拓の村にある、木造平屋建ての森林鉄道機関庫。正面の両開きの板戸から機関車が出入りする。杭に取り付けられた金具に戸を固定して開けたままにしておける。側窓は上下に設置された引き違いの小割りのガラス窓で、整備員が車両の床下機器を点検、修理する際の明かり取りである。越屋根の無双窓から機関車の点検をする際に出る煙を排気していた。
北海道開拓の村 森林鉄道機関庫
(機関車/北海道札幌市)
本コラムは、世界の窓辺とそのふるまいについて、東京工業大学 塚本由晴研究室との共同研究「窓の仕事学」から抜粋したものです。