軽井沢夏の家
アントニン・レーモンド
1933
1933
所在地:長野県
用途:住宅兼アトリエ
構造:木造
用途:住宅兼アトリエ
構造:木造
26 Mar 2024
- Keywords
- Architecture
- Collection
- History
- Japan
ル・コルビュジェの《エラズリス邸案》を原案とした逆折の屋根が特徴的な別荘兼事務所であり、1986年に軽井沢タリアセン内に移築された。居間南面の横長連続窓はガラス引き戸、雨戸が全て戸袋に収納され全開となる。それを可能にするのは、レーモンドが得意とした「芯外し」の機構であり、雨戸、引き戸が丸太柱を避けて設置されている。丸太柱は雨戸の引き込みに干渉しないように外側のみ垂直に削られている。建物の北側に突き出した寝室は3面が引き違い窓で覆われ明るい空間を作る。1面は椅子の高さに合わせて窓が配置される。他2面は掃き出しとなり、上部には釘状の落とし錠のついた突き出し窓が付き、通風を確保する。(本記事における方位の表記は、現在のペイネ美術館の配置に従っている。)
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