WINDOW RESEARCH INSTITUTE

札幌の家

上遠野徹
1968
所在地: 北海道
用途: 住宅
構造: 鉄骨造
31 Jan 2024
Keywords
Architecture
Collection
Japan

鉄骨フレームのコールテン鋼、壁のレンガと地元で製造された建材を用い、札幌市郊外に建てられた平屋のモダニズム建築は、設計者自らが「実験住宅」と呼ぶ。FIX窓と片引き窓を組み合わせたコールテン鋼製の連窓は、南面の庭に向かって16.5mの間口いっぱいに広がる。一方で北側の玄関ホールには、棚と一体の意匠に落とし込まれた小窓が並ぶ。北海道の厳しい気候に対応するために、各開口部において、複層ガラスに太鼓張りの障子、襖、厚手のカーテンを状況に応じ組み合わせることでいくつもの空気層を設け、断熱性能を高める方策が試みられている。

Virtual Tour

Drawing

居間 連窓
玄関 外開き窓
国内モダニズム建築の窓ー保存と継承
「札幌の家・自邸」の試み
宮城島崇人