December 2, 2020

武藤染工株式会社 / 染色工場の塔の窓

塚本由晴研究室(東京工業大学)

静岡県浜松市にある染色工場。隣接する工場のなかでもひときわ目立つ搭状の乾燥場は、天井高がおよそ9.5mもある。下階で染色された染め物は乾燥場で竿にかけられ、滑車によって上部に引き上げられる。この干し方は「だら干し」と呼ばれ、冬場の乾燥した空気を利用すれば、乾くのに1時間もかからない。壁面はFRPの波板で覆われており熱をためる温室のようになる。手の届かない上部の引違いアルミサッシは下から紐で引き開閉する。

武藤染工株式会社
(浜松注染そめ/静岡県浜松市)

本コラムは、世界の窓辺とそのふるまいについて、東京工業大学 塚本由晴研究室との共同研究「窓の仕事学」から抜粋したものです。