January 20, 2021

愛媛蚕種 / 養蚕小屋の窓

塚本由晴研究室(東京工業大学)

愛媛県八幡浜市にある、明治17年に建てられた木造3階建ての養蚕小屋。今も現役で使われている。廊下に引き違いの掃き出し窓、らんま部分にも引き違い戸が取り付けられている。引き違い戸は腰までが板で、その上に小割の磨りガラスがはめられている。建物の外側には荷物を運搬するためのリフトが取り付けられ、窓から荷物の出し入れをする。廊下に挟まれた飼育室では、蚕の育成のためヒーターによる熱で室内を温め、障子の開閉により、25〜26℃に温度を保っている。蚕の餌の桑は建物の裏山から調達している。

愛媛蚕種
(生糸/愛媛県八幡浜市)

本コラムは、世界の窓辺とそのふるまいについて、東京工業大学 塚本由晴研究室との共同研究「窓の仕事学」から抜粋したものです。