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奄美編 島口(徳之島母間方言)における「まど」
…じである 2。 かつて、島で一般的であった茅葺きの家には、木の板からなる「やどぅ[jadu](家戸)」 3はあった。しかし、ガラスが嵌め込…
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WRI session 研究報告会2023
…GLASS & ARCHITECTURE』からみる多木浩二──イメージとテキストの綜合」 齋藤歩(京都大学総合博物館特定助教) 「近…
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[会期延長]デンマーク・ヴィラム・ウィンドウ・コレクションにて「Windowology: New Architectural Views from Japan 窓学 窓は文明であり、文化である」展を開催
…8⽉15日 開館時間 (火) 10:00 – 16:00、(木)10:00 – 20:00、(日)11:00 – 17:00 ⼊場料 無料 …
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藤森照信|第三回 三田演説館の〈上げ下げ窓〉
…洋風建築と日本の伝統建築の折衷を試み、見事に成功する。建物は木造でありながら全体としては洋風に見え、ガラス窓もはまり、防火性能もそこそこ保証…
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第5回 辺境の小窓 馬祖・後編
…みであるが、内部の床や屋根は石積み壁の中に建てられた柱・梁の木造架構からできている。こうした入れ子式の民家を、僕は東チベットで見たことがある…
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ジョージア・オキーフの窓 建築史家に訊くニューメキシコの二つの住まい
…初めて見たアビキューの家は廃墟で、庭を囲むアドビの壁は倒れた木のせいで何箇所か壊れていた。なかに入って歩き回っていると、とてもかわいらしい井…
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札幌農学校第2農場 穀物庫/コーン貯蔵のための窓
…セッツ地域の穀物庫を参考にして建てられた。1階の縦、横方向の木製のスノコ状壁の間に2階床からコーンを入れて、腐敗しないように自然通気をしなが…
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第4回 辺境の小窓 馬祖・前編
…ような小屋に開けられたおよそ20cm四方くらいのもので、中に木戸がはめ込まれている。さすがに小さすぎると思う。こんな小さな窓にどれだけの意味…
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第0回 古今東西のマドソト建築 加藤耕一 × 大西麻貴+百田有希(o+h)× 伏見唯
…べく早く閉じるようにつくられています。まるで林に生えている樹木がそのまま床柱になるような、特殊な育て方をしている、京都ならではの林業です。 …
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第0回 植田実 窓際を読み解く6つのトピック
…ンです。1階は鉄筋コンクリート造で縦長窓が付いていて、2階は木造でぐるりと窓が続いている。リボンウィンドウですね。 植田 一辺の両端に、…
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第1回 吉阪隆正《三澤邸》山の斜面にお辞儀して のぞき込む窓
…れている。各ガラスを囲む厚みのあるラワンの桟は、目の前の山の木々のような深い緑色に塗装されていた。確かに吉阪の言葉どおり、木のやさしい手ざわ…
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第1回 吉村順三《旧・園田高弘邸》(現・伊藤邸)庭へ誘う掃き出し窓と、 場所をつくる腰窓
…の隣を見ると、露台に向かって南向きに掃き出し窓(③)が付く。木製ガラス戸と障子は壁の中に引き込めるようになっている。内法高さは6.5尺(約1…
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三岸アトリエの窓、変化と継承
解説記事
…ているが、これは後年になって取り付けられたもので、竣工時には木サッシのはめ殺し窓(一部は通風のための突き出し窓)が採用されていた。 山脇自身…
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「WRI session 研究報告会2024」オンライン開催
…します。 事前申込はこちら 申込期限:2024年4月18日(木) 参加費:無料 登壇者: 前半(13:05~14:20) 川井操(滋賀県立…
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「WRI session 研究報告会2023」オンライン開催
…す。 事前申し込みはこちら 申込期限:2023年4月13日(木) 参加費:無料 登壇者: 前半(13:10~14:50) 松井茂(情報科学…
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「WRI session 研究報告会2022」オンライン開催
…イン情報を登録いたします。 申込期限:2022年4月21日(木) 参加費:無料 事前申し込みはこちら 登壇者 第一部(13:00 – 15…
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藤森照信|第二回擁翠亭の〈十三窓〉茶室がたどり着いた多様なる窓
…ま。窓には、竹の桟が入ったり、土壁の一部を塗り残して下地の竹木舞を露わにし、これを「下地窓」と呼ぶが、これだけでは風が入るので小さな「掛け障…
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擁翠亭11 床脇の下地窓、12 連子窓と倹飩襖
11 床脇の下地窓 床脇の天井近くの高い位置にある下地窓は、他に類例の見られない、この茶室独自の創意で、庭の松の巨木を見上げるためのものだ…
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子規堂/勉学のための曇りガラス窓
…る低い机があり、自然光を利用して勉学に励んでいた。窓の外には木の格子がある。 子規堂 (書斎/愛媛県松山市) 本コラムは、世界の窓辺とそのふ…
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『Windowology: New Architectural Views from Japan』中谷礼仁 オンライントーク – 柱間装置:日本建築における空間の豊かさ
…究室により行われた研究。柱と梁によって成立する伝統的な日本の木造建築は、煉瓦とモルタルでつくられる建築と異なり、 間仕切りを横にずらすこ…
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『Windowology: New Architectural Views from Japan』「窓学」総合監修 五十嵐太郎 オンライントークイベント開催
…オンライントークイベント開催 日時:2022年1月27日(木) ジャパン・ハウス ロンドンにて開催中の、展覧会『Windowolog…
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展覧会「❒³LE(キュービクル):最低限のシェルター空間国際設計コンペ」開催中
…。 展示概要 会期:2022年1月15日(土)~1月27日(木) 会場:仙台フォーラス7階「even」 最終審査会:2022年1月22日13…
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第3回 涼亭の行方 蘭嶼・後編
…。シェルターとしての地下屋の切実さとは対照的に、4本か6本の木の柱に屋根が架かっただけの「からっぽの床」は、なんともあっさりとして、呑気なも…
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藤森照信|第一回 平野家住宅の〈ガラス戸〉光を通す魔法の障子がやってきた
…崎出島のオランダ商館で、在留するオランダ人の食堂、といっても木造の伝統的建築に何枚ものガラスをはめたガラス戸が用いられていた。 その後すぐ、…
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第2回 埋もれる黒屋根 蘭嶼・前編
…先が宿る柱だと考えられている。家屋は父親が死ぬと取り壊され、木材を分け合って子どもたちが家を建てるが、この親柱は長男が相続することになってい…
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ジャパン・ハウス 巡回企画展 Windowology: New Architectural Views from Japan 窓学 窓は文明であり、文化である (ジャパン・ハウス ロンドン)
2021年12月1日(水)- 2022年4月10日(日) ジャパン・ハウス ロンドン 地下ギャラリー/ 地上階ショーウィンドウ・展…
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ジャン・プルーヴェの窓 #2──プルーヴェ自邸の窓
…ている。初期のアイデアでは扉として設計されており、東側にある木製扉とシンメトリーの関係で、外部-内部(廊下)-外部の動線を確保し、廊下を通り…
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滝口悠生|第5回 外を眺める娘
…を産んだ母親である妻にもわからない。彼女の視線の先にある庭の木の葉も、花も、空も、隣の敷地に建つ小学校の校舎も、それがなんであるのかを彼女は…
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2022年度助成事業
…らのページをご覧ください。 応募期間 2022年9月1日(木)13:00 – 10月21日(金)14:59締め切り 助成決定…
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ジャン・プルーヴェの窓 #1──ディテールに宿る4つの構築的特徴
…ことのなかった椅子は、1934年から1980年の間に、鉄から木、そしてアルミニウムと素材を替え、改良され続けたプルーヴェにとって特別な椅子だ…
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最終回 窓からのぞいたアジア
…重量感のある壁面に開けられた小さな窓と、そこから張り出された木造部分の自由で大きな窓の対比が印象的だった。そのように「暗く暖かい空間」と「明…
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ジャパン・ハウス サンパウロにて『WINDOWOLOGY : 窓学 窓は文明であり、文化である』展を開催
…物としての窓の存在に迫ります。 日本の窓は、伝統的に大部分が木製の柱と梁で作られた構造体の間に、戸や窓といった建具を可動させることによって空…
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蓮沼執太|窓を開ける音楽
…ウインドウズ」だ。名付け親はそのレーベルのオーナーである佐々木敦さん。意味はそのまま「風と窓」。風通しの良い雰囲気を表している。そのウインド…
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第17回ヴェネチア・ビエンナーレ建築展日本館展示『ふるまいの連鎖:エレメントの軌跡』を後援しました
…キーマ建築計画代表) 岩瀬 諒子(岩瀬諒子設計事務所代表) 木内 俊克(木内建築計画事務所代表) 砂山 太一(京都市立芸術大学准教授・sun…
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ペーター・メルクリ
…ェクトの規模の大小を問わず、その特異性と複雑性に力点を置く。木造に造詣が深く、既存建物の改修実績あり。スイス国内建築誌に定期的に寄稿。クリス…
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森林鉄道機関庫/機関車倉庫の窓
北海道開拓の村にある、木造平屋建ての森林鉄道機関庫。正面の両開きの板戸から機関車が出入りする。杭に取り付けられた金具に戸を固定して開けたまま…
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滝口悠生|第4回 アルメニアのアラム
… Aram Pachyan 1.私の部屋の机の前には、白い木枠で縁取られた縦1m30cm、横1m25cmの窓がある。窓からは裏庭と、黒い砂…
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廊下/漁船とニシンの倉庫の窓
北海道開拓の村にある木造平屋建ての漁船倉庫。廊下とは、陸揚げしたニシンを一時収蔵するための施設のことをさす。漁期後は船・櫓・れいなどの大型の…
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横溝静|Today/Yesterday #2
…、日光浴をしていた。 春から初夏にかけて、このコニファーの大木にはたくさんの鳥がやってきた 。てっぺんには風見鶏のように少し形が鳥に似ている…
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堀江敏幸|気泡に封じ込められた微笑──夏目漱石『硝子戸の中』から
…の書斎でひたすら書きつづけた。書斎の隣りにあった居間は、毎週木曜日に来客を迎え入れる文芸サロンの役割も果たしていたので、この二室は読者にとっ…
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旧島歌郵便局/木造の窓口カウンター
北海道開拓の村にある明治35年に建てられた木造2階建ての郵便局。1960年に復元された。北海道では明治5年に近代郵便の取り扱いが始まった。こ…
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那須酒造場/焼酎と田んぼと窓
…けられているようだ。 那須酒造場 (米焼酎/熊本県球磨郡多良木) 本コラムは、世界の窓辺とそのふるまいについて、東京工業大学 塚本由晴研究室…
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ホンマタカシがとらえたル・コルビュジエの視線 カナダ建築センター展示インタビュー
…r Architecture 会期:2020年10月29日(木)~2021年8月15日(日) カナダ建築センター|Canadian Cen…
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70年代「Window」スナップからドイツ現代写真へ
… 1962年、東京生まれ。1999年、『東京郊外』で第24回木村伊兵衛写真賞受賞。2011年から2012年にかけて、自身初の美術館での個展「…
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ジョン・A・カミナダ
…トリックバウ*1 と呼ばれる、この地方に共通する伝統的な木造構法によって)それらの建築群が、ひとつの等価なものとして存在している。 た…
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南保留太郎商店/燻製小屋の換気窓
…引くことで下部の板が開閉する横桟のついた越屋根窓と、燻製室の木製引戸の足下の小さな開き戸とその向かいの小さい換気窓の3つを調節することによっ…
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愛媛蚕種/養蚕小屋の窓
愛媛県八幡浜市にある、明治17年に建てられた木造3階建ての養蚕小屋。今も現役で使われている。廊下に引き違いの掃き出し窓、らんま部分にも引き違…
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横溝静|Today/Yesterday #1
…がひたひたと階段を上がってくる前に目が覚めるようになった。 木の螺旋階段が上下を繋ぐその家は細長い塔のような4階建てで、てっぺんの寝室の窓か…