August 25, 2020

「窓展:窓をめぐるアートと建築の旅 」が丸⻲市猪熊弦⼀郎現代美術館にて開催

一般財団法人 窓研究所は、2020年10月13日(火)から2021年1月11日(月・祝)まで、「窓展:窓をめぐるアートと建築の旅」を丸⻲市猪熊弦⼀郎現代美術館(MIMOCA)、公益財団法⼈ミモカ美術振興財団、東京国⽴近代美術館(MOMAT)と開催します。

本展は「窓」からインスピレーションを得た、近代から現代にいたるまでの多くのアーティストや建築家の作品に光を当てる展覧会です。昨年度のMOMATでの開催を経て、この度、MIMOCAへ巡回します。

  • ヴォルフガング・ティルマンス《windowbox (47-37)》2000年、ワコウ・ワークス・オブ・アート蔵

本展について
⾝近にあって私たちの⽣活に⽋くことができない窓。四⾓い枠で世界を切り取って私たちに⾒せてくれる窓は、同じく四⾓い枠で囲われた、ここではない世界をもたらす絵画と深い関係にあると考えられてきました。時代が下るにしたがって、写真や映像、インスタレーションにも同じ関⼼が引き継がれています。
また建築の分野では、気候⾵⼟に合わせた⼯夫や技術の発展、美的な配慮が、各時代や地域にさまざまな窓を⽣み出してきました。
本展では、ボナールやクレーの絵画から現代美術まで、窓に関わる美術作品をご覧いただくとともに、ル・コルビュジエカーンなどの建築家の貴重なドローイングもあわせてご紹介します。ジャンルを横断して広がる窓の世界をお楽しみください。

  • [左] ローマン・シグネール《よろい⼾》2012 年、作家蔵 Photo: Michael Bodenmann © Roman Signer, Courtesy Hauser & Wirth [右] ジェームズ・スターリング/マイケル・ウィルフォード、《ベルリン科学センター》(ドイツ、ベルリン)窓詳細図、1979-1987 年、カナダ建築センター蔵、James Stirling/Michael Wilford fonds, Canadian Centre for Architecture

本展の見どころ
絵画、写真、版画、映像、インスタレーションなど、ジャンルを超えた約100点の作品を11の章に分けて紹介します。

1−2章 展覧会はバスター・キートンの名作映画《キートンの蒸気船》の印象的な⼀場⾯から始まります。続く2章では、東北⼤学 五⼗嵐太郎研究室による壮⼤な年表によって、古代から現代にいたる、建築と美術そして窓の歴史が紐解かれます。さらに、ル・コルビュジエなどの建築家による貴重なドローイングや、1600、1700年代に書かれた貴重書などを出品します。

3−4章「窓の20世紀美術Ⅰ、Ⅱ」として、具体的に窓が登場する作品と、四⾓が並ぶ抽象絵画などを展⽰します。ピエール・ボナールの絵画やヴォルフガング・ティルマンスの写真に登場する窓は、窓の外にある違った世界を室内に開いて⾒せます。⼀⽅、パウル・クレーの作品に描かれているように、抽象絵画の四⾓や格⼦は窓の形と通じます。平⾯でありながら⾊や形の構成によって三次元にも⾒えてきます。

5−8章 内と外の間にあって⼆つの世界をつないだり遮ったりするものとして窓を取り上げた作品を紹介します。男⼦修道院と⼥⼦刑務所を撮影した奈良原⼀⾼の〈王国〉、架空の都市国家である⻄京国への⼊国をとりまく、⻄京⼈によるインスタレーション《第3章:ようこそ⻄京に──⻄京⼊国管理局》、ポーランドを代表する作家の⼀⼈、ユゼフ・ロバコフスキが22年間にわたって⾃分が住む⾼層アパートの9階の窓から撮り続けた映像作品《わたしの窓から》などを出品します。

9章 20世紀には、絵画に代わってテレビやヴィデオ、パーソナル・コンピューター(PC)といったスクリーンが違う世界を⾒せてくれるものの主流となりました。9章では久保⽥成⼦のヴィデオ彫刻や、⼀つのデスクトップ上の複数のフォルダやファイル、ウィンドウを題材にしたJODIの映像作品などを紹介します。

10章 空気や光ではないものを通したり、暑さ寒さの調整といった窓のもつ機能を取り払って構造だけを利⽤した作品はどこかユーモラス。「窓の運動学」としてご覧いただきます。THE PLAYの破天荒なプロジェクトやスイスの⼤御所、ローマン・シグネールの作品などを展⽰します。

11章 最後の章では⼭中信夫のピンホール・カメラによる作品と、同⼿法を⽤いたホンマタカシによる〈Camera obscura — thirty six views of mount fuji〉を出品します。暗い部屋の壁に⼩さな⽳=窓を開けると、そこを通る光によって対する⾯に外の世界が映し出されて仮想の窓が出現します。

  • [左] ル・コルビュジエ《内装スケッチ──窓》20 世紀、カナダ建築センター蔵 Canadian Centre for Architecture, © F.L.C./ ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2020 G2287 [右] 岸⽥劉⽣《麗⼦肖像(麗⼦五歳之像)》1918 年、東京国⽴近代美術館蔵
  • [左] パウル・クレー《花ひらく⽊をめぐる抽象》1925 年、東京国⽴近代美術館蔵 [右] JODI《My%Desktop OSX 10.4.7》2006 年、作家蔵

関連プログラムについて
ギャラリートークやワークショップなど展覧会の関連プログラムについては、新型コロナウイルス感染の状況を確認の上、開催の判断をいたします。開催にあたっては改めてMIMOCAホームページ等にてお知らせいたします。

広報⽤画像について
出展作品の画像を広報⽤にご提供いたします。ご希望の⽅は下記URLMIMOCAサイト内プレス向けページ)からお申し込みください。
https://www.mimoca.org/ja/press/

窓展:窓をめぐるアートと建築の旅
会場:丸⻲市猪熊弦⼀郎現代美術館(⾹川県丸⻲市浜町 80−1)
会期:2020 年 10 ⽉ 13 ⽇(⽕)ー 2021 年 1 ⽉ 11 ⽇(⽉・祝)
開館時間:10:00ー18:00(⼊館は17:30まで)
休館日:⽉曜⽇(祝休⽇の場合はその直後の平⽇)、年末 12 ⽉ 25 ⽇から 31 ⽇
入館料:⼀般 950円(760円)、⼤学⽣ 650円(520円)常設展の観覧料含む
⾼校⽣以下または18歳未満・丸⻲市在住の65歳以上・各種障害者⼿帳をお持ちの⽅とその介護者1名は無料 ※( )内は前売り(企画展のみ)及び20名以上の団体料⾦
主催:丸⻲市猪熊弦⼀郎現代美術館、公益財団法⼈ミモカ美術振興財団、東京国⽴近代美術館、⼀般財団法⼈ 窓研究所
助成:スイス・プロ・ヘルヴェティア文化財団
後援:在⽇スイス⼤使館、ポーランド広報⽂化センター
学術協力:五十嵐太郎(東北大学教授/建築史・建築批評家/「窓学」総合監修)
ホームページ:www.mimoca.org (丸⻲市猪熊弦⼀郎現代美術館)

■ プレスリリース(PDF)ダウンロード(0.96MB)

今後の新型コロナウイルス感染症の拡大状況によっては、予告なしに会期、展示内容等の変更が生じることがございます。本展に関する最新の情報は、MIMOCAホームページ等にてお知らせいたします。

 

本展覧会に関するお問い合わせ
丸⻲市猪熊弦⼀郎現代美術館
公益財団法⼈ミモカ美術振興財団
企画展担当:松村 円 広報担当:奥本未世
Tel. 0877-24-7755 Fax. 0877-24-7766
E-mail. press@mimoca.org

当財団に関するお問い合わせ
一般財団法人 窓研究所
Tel. 03-3864-2151 Fax. 03-3864-2156
E-mail. info@wri.or.jp