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「Light is Light and Light(光は、明るく、軽い)」
…に述べている。 葉は、デジタル解析ツールによって視覚化される自然の力と物理的な力に形を与えようと奮闘した。2つの体育館のプロジェクトでは、積…
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葉祥栄 光をめぐる旅――イントロダクション
…デザインの先駆者として再評価の機運が高まる気鋭の建築家は、「自然現象としての光」を自らのデザインの中に追い求めた。アーカイブ資料を紐解き、葉…
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原広司「粟津邸」の窓 闇を照らす光の空間
…必要以上に開口部をもたない外壁。比較的閉じた住居。(しかし、自然にむけては大きく開かれた住居。) 5 内核から採光する小さな個室群。 6 住…
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藤森照信|第七回 臨春閣の〈障子〉
…が創案した茶室の美学のせいだった。書院造は、茶室の細さ軽さと自然的美学に導かれて数寄屋造へと変質し、ここに障子は最もふさわしい居所を発見し、…
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フランソワ・シャルボネ(Made in)
…しています。 [先端のものを除き]窓はすべてはめ殺しなので、自然換気に活用することはできません。いくつかの換気方法を検討しましたが、経済合理…
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吉村順三・奥村昭雄「愛知県立芸術大学」の窓 自然と棲まう具体の科学
…の存在を前提としたものであるにもかかわらず、それらに動植物、自然環境と共に「棲まう1」具体への配慮があるように感じるのはなぜか、ということだ…
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ザ・プリンス 軽井沢:清家清の窓の素材性
…。なぜそうなっているのでしょうか。軽井沢に宿泊する多くの客は自然環境を楽しむために来ているといえます。ホテルの客室はスチールドアを閉めると密…
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風景の観察から建築が始まる──ヨハンセン・スコブステッド・アーキテクター インタビュー
…《スキャーン・リバー》といった彼らの代表的なプロジェクトは、自然環境に人が建築を通しどのように介入できるかの緒を与えてくれる。共同代表の一人…
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「札幌の家・自邸」の試み
…ネ品を安く買って用いた。それは実に多様な表情を持つ、人工物と自然物のあいだのような美しいレンガ壁となった。関東大震災を経て、レンガ組積造の脆…
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ヘルツォーク&ド・ムーロン
…ホテルの断面は、バルコニーの床を居室内の床よりも高く設定して自然光が部屋の奥まで届くように工夫されている点など、実に興味深いです。 ──ヘ…
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藤森照信|第四回 旧グラバー住宅の〈フランス窓〉インドから日本へとたどり着いた窓
…妙を付与し、欧米の植民者がアジアに託した南方への夢、すなわち自然に向かって軽やかに開かれながら夏は涼しく冬は暖かい空間への夢を実体化すること…
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第2回 畠山さんと杉浦さんの合間に
…受け取ることができる。人々が行き交う都市の姿も山や海といった自然の様子も、ガラス越しに眺められるそれらの光景は、写真のみならず、絵画、映画、…
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聖なる侵入アルド・ロッシの窓
…れ出て、動き回るものを許容するように、雨や霧、風や雹といった自然現象、鳥や虫や人といった侵入者に向かって穿たれる。 立方体に相対する回廊状の…
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黒石いずみ(建築理論家)「窓をめぐる生活世界のコロナ考現学」
…かについては、もう少しきちんと考えなければいけません。しかし自然の豊かな場所が感染を避ける上で効果的だというだけではなく、パンデミックによる…
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西川純司(社会学者)「近代日本における感染症と微気候をめぐる実践」
…を吸うことが一番の対策だったということがわかります。 また、自然療養社という出版社が当時『療養生活』という雑誌を発行していたのですが、ある年…
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第1回 畠山直哉 鏡なのか窓なのか
…性として理解されるべきものだろう。鏡でもあり窓でもある。その自然界にはあり得ない性質を比喩的に表す単語は、「ミラーズ・アンド・ウィンドウズ」…
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札幌農学校第2農場 穀物庫/コーン貯蔵のための窓
…のスノコ状壁の間に2階床からコーンを入れて、腐敗しないように自然通気をしながら保管する。内側のスノコは数枚ごとにパネル化されており、持ち上げ…
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第0回 古今東西のマドソト建築 加藤耕一 × 大西麻貴+百田有希(o+h)× 伏見唯
…っているんですよね。京都の山麓のお寺では、人工的な庭と山裾の自然が一体となってひとつの風景をつくっているので、蓮華寺の池も池でありながら川の…
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第0回 植田実 窓際を読み解く6つのトピック
…かれています。細い長押も窓へ向かっている。訪れた際は、意識が自然と屋外に向かうような印象を受けました。窓際は板敷きになって、そこに机と棚が置…
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第1回 吉阪隆正《三澤邸》山の斜面にお辞儀して のぞき込む窓
…な景色を切り取っているのか。その「マドソト」が、たとえ壮大な自然や立派な庭、あるいはダイナミックな都市の風景でなくても、私たちはマドを「通し…
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子規堂/勉学のための曇りガラス窓
…の引き違いの窓で、その前には硯や筆を置いてある低い机があり、自然光を利用して勉学に励んでいた。窓の外には木の格子がある。 子規堂 (書斎/愛…
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クリスト&ガンテンバイン
…半に建てられたチューリッヒ大学病院では、植物を育てるといった自然のエレメントが組み合わされ、バルコニーやロッジアなどによる外部とのつながりが…
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ジャン・プルーヴェの窓 #2──プルーヴェ自邸の窓
…かなムクリが設けられている。一方、鉄骨梁の先では自重によって自然に垂れ下がる形状になるところを、ガラスのカーテンウォール(窓5)を構成する縦…
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滝口悠生|第5回 外を眺める娘
…のトラックを走るジャージ姿の学生たちをなんとなく眺めながら、自然と娘の顔を思い浮かべた。 そのとき、いま自分ははじめて離れた場所から娘のこと…
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ペーター・メルクリ
…を使い分けています。外側の背の高いコロネード(柱廊)が雄大な自然風景の続きだとすれば、内側のレイヤーはオフィスや工作室の囲いです。いまおっし…
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滝口悠生|第4回 アルメニアのアラム
…ホテルで2か月以上も一緒に過ごすのだから、参加ライターたちは自然と互いに親しくなった。全員が全員と均質に親しくなるわけではなく、学校のクラス…
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ジョン・A・カミナダ
…り前のものとしてそこにあるからです。 これまでは、ずっとその自然の風景のなかで暮らし、仕事をしていました。しかし機械化によって労働が軽減し、…
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横溝静|Today/Yesterday #1
…になり、身体が建物に馴染み、木の階段の踏むと大きく軋む部分を自然に避けたり、雨が降ると水漏れの心配のある配管の下からさっさと物を避難させたり…
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新光時計店/作業台の窓
広島県呉市大崎下島にある明治期からの時計店。主屋の1階部分が店舗を兼ねた作業場となっており、道路側には時計を陳列するショーケース、その隣に作…
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地球ではないような窓辺の景色
木や土が生み出す、澄み切った空気。台所からホクホクと流れ出す、白いろの蒸気。大地に芽吹く草木と、花瓶に浮く切り花の束。夕焼けに染まる空と、液…
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マリオ・ボッタ
…行を滑らかにするために、住宅の設計では必ず1階の地上レベルを自然の風や光、熱などを活かす微気候で満たし、大地とのつながりを体感できるようにす…
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Ch.3 ビューファインダー/透明性と窃視
…ま再現することはできないと認めているようだ。 アーティストが自然界を見せる役目を担っても、自然そのものをつくり出すことはないとすれば、これま…
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曇りガラスに滲み出す生活
木や土が生み出す、澄み切った空気。台所からホクホクと流れ出す、白いろの蒸気。大地に芽吹く草木と、花瓶に浮く切り花の束。夕焼けに染まる空と、液…
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カーテンウォールのなかの自然
木や土が生み出す、澄み切った空気。台所からホクホクと流れ出す、白いろの蒸気。大地に芽吹く草木と、花瓶に浮く切り花の束。夕焼けに染まる空と、液…
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Gigon / Guyer(ギゴン/グイヤー)
ル・コルビュジエやマリオ・ボッタ、ピーター・ズントーなどの多くの建築家を輩出し、豊かな自然と文化的多様性のなかで独自の建築文化を発展させてき…
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滝口悠生|第2回 サジヤ(渋谷・神山町)
…ふと、あ、誰かいてもいいな、って思ったんだよね。なんかすごく自然に」 それで池上さんがお店に来ていたマリコさんに「ここで働かない?」と声をか…
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Ch.2 フレーム―視覚的な装置、あるいはトロンプ・ルイユ(だまし絵)としての窓
…してきたのは、シンプルな本物らしさ、つまりまるで写真のような自然の模写や錯覚の創出であった。窓やドアの枠などの演出効果のあるフレーム装置を使…
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Vol.4 住宅の窓の記憶
…しばらく聞き入ってしまいました。 ・ 私の実家は山に囲まれた自然豊かな土地にある。朝はホトトギスの鳴き声が聞こえ、夜は虫やカエルの鳴き声が騒…
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第5回 北イタリア・モデナの“伝統的な”バルサミコ酢
…気と徐々に反応させ、80〜120日もの時間をかけてじっくりと自然に発酵を進める。 順々に樽を移動させるため、バルサミコ酢を熟成させる樽にはワ…
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第28回 イラン・マースーレ編「ずれる窓」
…。 そもそも構造部分には、石を積んだり木を立てて並べたりと、自然の中にある材料をある程度そのまま利用することができるのに対して、残念ながらは…
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Vol.0 窓をめぐる記憶を収集する
…ではその影響は小さいといわれる。このように窓を通して得られる自然光や眺望の心理的な価値は、それを一旦遮断することによって測られる。 また、森…
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Ch.2 象徴と写実
…その窓の写真とオルレアンの橋を撮影した写真の2点が、その後『自然の鉛筆』に掲載されることとなる2。それは、商業出版社から相当の部数が刊行され…
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松本伸弦楽器工房/バイオリン工房の窓
岩手県盛岡市にある明治61年創業のバイオリン工房。完全受注制でバイオリンやチェロなどの弦楽器の製作、修理を行なっている。楽器の表面を削る際に…
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第4回 ボルミダ渓谷・段々畑の赤ワイン
…生産され、スローフードに登録されている赤ワインだ。この厳しい自然条件の中、ワインを生産するためにどのような工夫がなされているのか見ていきたい…
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第25回 イラン・タブリーズ編「都市はバザール」
…こともない月や火星が頭をよぎる。人の手がまったく入っていない自然は、おそろしいものに見える。 1月のイランは寒い。北西部の都市・タブリーズに…
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Ch.1 アトリエから見るアーティストの内面
…大胆に映る。フリードリヒは、どこまでも続く壮大な風景を前に、自然の威厳と人間の存在の小ささに圧倒されているひとりの人物の後ろ姿を繰り返し描い…
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6a architects トム・エマーソン 自然史の中の建築
…創設されて以来、初めての新築の学生寮です。私たちはカレッジと自然のこれまでの関わりを反映するような建物にしたいと考え、もともとの建物群のブル…
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Ch.1 写実への闘い
…メラオブスクラに映し出されたイメージを黒から白までの階調で“自然に”生成させ、再現することを意味する」5 と、自信の発明が持つ即効性と正確さ…