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「Light is Light and Light(光は、明るく、軽い)」
2013年に催されたカナダ建築センター(CCA)での「Archaeology of the Digital」展は、その後葉祥栄のデジタルデザ…
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第5回 窓をかさねて、とおりぬける
…り森美術館の窓を真っ赤なフィルムで覆い、巨大な家具のような、建築物のような構築物が黒く塗られていたインスタレーションともどこかでつながってい…
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葉祥栄 光をめぐる旅――イントロダクション
1970年代にインテリアデザイナーとして設計活動を開始した建築家・葉祥栄。2019年、葉に関連する資料は九州大学に寄託され、現在、九州大学葉…
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ジャン・プルーヴェの窓 #3 ――《ヴィルジュイフの仮設小学校》の窓
…て遊び心のあるストラクチャーへの試みは、土地に痕跡を残さない建築を好むプルーヴェらしい、構築的なデザインアプローチであると言えるだろう。 《…
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原広司「粟津邸」の窓 闇を照らす光の空間
…ことなく、分野を越境しながら表現を追求していく。その挑戦は、建築デザインや環境設計にも及んでいった。1960年、粟津は菊竹清訓や黒川紀章、槇…
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第11回 どこかでつながり、どこまでも抜けていく 陳其寬《東海大学衛理会館》編
…による《ルース・チャペル》(1963)は特に有名で、台湾近代建築史に輝く名作である。 キャンパスの実施設計者としてペイに協力するかたちで、グ…
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藤森照信|第八回 軽井沢夏の家の〈横長連続窓〉モダニズムの夢が日本で実現
古今東西の建築を見て回った建築史家の藤森照信氏が、日本全国の歴史的建築から、よりすぐりの魅力をもった「窓」を1件ずつ紹介するシリーズ企画。8…
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藤森照信|第七回 臨春閣の〈障子〉
古今東西の建築を見て回った建築史家の藤森照信氏が、日本全国の歴史的建築から、よりすぐりの魅力をもった「窓」を1件ずつ紹介するシリーズ企画。7…
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フランソワ・シャルボネ(Made in)
2003年にジュネーブとチューリッヒで設立され、高い評価を得る気鋭のデザイン事務所、Made in。主宰の一人であるフランソワ・シャルボネ氏…
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吉村順三・奥村昭雄「愛知県立芸術大学」の窓 自然と棲まう具体の科学
…ようなビビッドな塗装が残っていることが気になった。広場周りの建築群だけでなく、講義棟の廊下階へ上がる階段の手すりや廊下階に入るエントランスの…
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第10回 波打つ学校 陳仁和《三信家商波浪大樓》(高雄)編
戦後台湾建築家の第一世代といえば、ヴァルター・グロピウスに師事し、台北の《国父紀念館》など国家的プロジェクトも多く手がけた王大閎(Wang …
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中銀カプセルタワービル
メタボリズムは第二次世界大戦で荒廃した日本の都市が復興しつつあった1960年代、評論家の川添登や建築家の黒川紀章、菊竹清訓、槇文彦、デザイナ…
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桂カトリック教会
京都にある桂カトリック教会は、ジョージ・ナカシマが日本で唯一設計した建築として知られており、1965年に完成された。聖堂は菱形HPシェルの薄…
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内倒し窓
窓枠の下端を水平回転軸として、上部を内側(室内側)に倒して開閉する窓。大きく開かないため防犯性にも優れており、トイレや浴室などの採光・換気用…
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突き出し窓
窓枠の上部を水平回転軸として、窓を室外に突き出して開閉する窓。窓のガラス面が庇(ひさし)の代わりになるため、室内に雨が吹き込むのを防ぐ。また…
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折りたたみ窓
2枚以上の戸が蝶番で連結され、一組の戸として開口に沿って折りたたむようにして開閉する窓。開口部を大きく全開放にできるのが特徴で、リビングとウ…
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オーニング窓
下部を外に突き出して開ける窓を上下に連続して複数設け、ハンドル操作で連動開閉するタイプの窓のこと。角度を変えることで通風を調節できるのも特徴…
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藤森照信|第六回仁和寺金堂の〈蔀〉
古今東西の建築を見て回った建築史家の藤森照信氏が、日本全国の歴史的建築から、よりすぐりの魅力をもった「窓」を1件ずつ紹介するシリーズ企画。6…
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ザ・プリンス 軽井沢:清家清の窓の素材性
建築家 清家清によって1982年に建てられた《軽井沢プリンスホテル新館》(現 ザ・プリンス 軽井沢)。いくつかのプリンスホテルを手掛けた清家…
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第9回 風の吹く県庁舎 象設計集団《宜蘭県庁舎》編
この連載では台湾の無名の建築の窓を主に紹介してきたが、やはりいくつか紹介したい近現代建築もある。僕の家のすぐ近くにある、象設計集団(以下、象…
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風景の観察から建築が始まる──ヨハンセン・スコブステッド・アーキテクター インタビュー
…ィラム・ウィンドウ・コレクションの協力の下、4組のデンマーク建築家に行った連続インタビュー。第一回は設立5年目でありながら、ミース・ファン・…
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002 Utrecht / London / Assisi
窓研究所が、世界中の窓の瞬間を映像でお届けします。
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ゲッセリウス・リンドグレン・サーリネン設計ポホヨラ保険会社ビルのショウウィンドウ
ヘルシンキ中心部のアレクサンドル通りの角地に建つ、ナショナルロマンティシズムの建築家E. サーリネン、A. リンドグレン、H. ゲッセリウス…
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第8回 鳩小屋の浮かぶ町
…は似たような小屋が多い。鳩レースの世界は、現代台湾でひとつの建築タイプを生むまでに至っているといえよう。 鳩小屋の上の、櫓の部分へ登ってみる…
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第4回 窓に光はとどまるか:栗本百合子さんの窓
…ター、エレベーターを備えたアメリカの近代オフィスビルに倣った建築 )は、名古屋の広小路通と本町通の交差点にアールをなす装飾の少ない外観に、南…
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藤森照信|第五回旧閑谷学校講堂の〈火灯窓〉日本らしくない日本の窓
古今東西の建築を見て回った建築史家の藤森照信氏が、日本全国の歴史的建築から、よりすぐりの魅力をもった「窓」を1件ずつ紹介するシリーズ企画。5…
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「札幌の家・自邸」の試み
北海道を代表する建築家・上遠野徹(1924-2009)による「札幌の家・自邸」は、コールテン鋼の鉄骨フレームによるカーテンウォール、複層サッ…
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ヘルツォーク&ド・ムーロン
バーゼルを拠点とする建築家ジャック・ヘルツォークとピエール・ド・ムーロンは、スイス連邦工科大学(ETH)チューリッヒ校で建築を学んだ後、19…
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第3回 杉浦邦恵 私の窓
…ューヨークに来たことであろう。メタファーとして私の窓はある。建築を勉強したことのない私が窓について仔細に書くよりも、ニューヨークに50年以上…
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藤森照信|第四回 旧グラバー住宅の〈フランス窓〉インドから日本へとたどり着いた窓
古今東西の建築を見て回った建築史家の藤森照信氏が、日本全国の歴史的建築から、よりすぐりの魅力をもった「窓」を1件ずつ紹介するシリーズ企画。四…
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第7回 山を降りるスレートの村 屏東編
…。 原住民の古い集落の多くはすでに廃墟となり、かつて日本の建築学者・千々岩助太郎が『台湾高砂族の住家』(丸善、1960年)に記録したような…
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聖なる侵入アルド・ロッシの窓
…をむき出しにしたような、ガラスもサッシもない田の字窓がある。建築家アルド・ロッシ(Aldo Rossi 1931-1997)の手掛けた建物で…
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黒石いずみ(建築理論家)「窓をめぐる生活世界のコロナ考現学」
…催し、その第二部では「疫病と窓」をテーマにした4名の研究者・建築家による研究成果報告を配信しました。本記事は登壇者のひとりである黒石いずみ氏…
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金野千恵(建築家)「窓からみた健康へと向かう建築」
…催し、その第二部では「疫病と窓」をテーマにした4名の研究者・建築家による研究成果報告を配信しました。本記事は登壇者のひとりである金野千恵氏(…
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西川純司(社会学者)「近代日本における感染症と微気候をめぐる実践」
…催し、その第二部では「疫病と窓」をテーマにした4名の研究者・建築家による研究成果報告を配信しました。本記事は登壇者のひとりである西川純司氏(…
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土居義岳(建築史家)「19・20世紀フランスにおける初期環境工学的アプローチによる住宅計画」
…催し、その第二部では「疫病と窓」をテーマにした4名の研究者・建築家による研究成果報告を配信しました。本記事は登壇者のひとりである土居義岳氏(…
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EMIアーキテクテン
…リー・モサイェビ氏は2018年より、ETHチューリッヒ校にて建築およびデザイン学教授を務める。 同校にて貝島桃代氏の主宰する建築のふるまい学…
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第6回 誘うチーロウ
台湾ではだいたいみんな、無数にある半屋外の食堂で同じようなものを食べている。学生たちは新しくできたチキン屋にこぞって並び、じいさんは退屈そう…
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藤森照信|第三回 三田演説館の〈上げ下げ窓〉
古今東西の建築を見て回った建築史家の藤森照信氏が、日本全国の歴史的建築から、よりすぐりの魅力をもった「窓」を一件ずつ紹介するシリーズ企画。第…
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第5回 辺境の小窓 馬祖・後編
…は東チベットで見たことがある。中国ではよくあるつくられ方だ。建築構造は組積造と柱・梁構造に大きく分類できるが、世界にはその中間ともいえる建築…
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第4回 辺境の小窓 馬祖・前編
…かってつくられたものではあるが、その窓は身を守る道具としての建築の、原初的な姿であるのかもしれないと思う。 島の頂上付近にある軍に関する展示…
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第0回 古今東西のマドソト建築 加藤耕一 × 大西麻貴+百田有希(o+h)× 伏見唯
…ました。そこで、窓の外の風景(「マドソト」と命名)が魅力的な建築を、シリーズとしてこれからいくつか掲載していくことになります。 今回はそのシ…
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第0回 植田実 窓際を読み解く6つのトピック
…、外からクレーンで2階をいきなり切り取った撮影シーンがあり、建築写真のような構築的表現から逃れていて、とても新鮮でした。樹木で見え隠れしなが…
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第1回 吉阪隆正《三澤邸》山の斜面にお辞儀して のぞき込む窓
…ふたりも、吉阪とU研究室のメンバーも、本当に楽しみながらこの建築をつくったことがうかがえた。実際に吉阪も、三澤邸に対して「私たちはどうも日本…
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第1回 吉村順三《旧・園田高弘邸》(現・伊藤邸)庭へ誘う掃き出し窓と、 場所をつくる腰窓
「たまり」のある空間 「吉村順三建築展」(2005年、東京藝術大学大学美術館)の会期中、NHKの「新日曜美術館」で吉村順三(1908-199…
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擁翠亭(十三窓)
擁翠亭 日本の茶室は狭い空間に多くの種類の窓を備えた特殊な建築物である。擁翠亭は、江戸時代前期の寛永年間(一六二四~一六四四)に、加賀藩二代…
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三岸アトリエの窓、変化と継承
昨年(2021年)10月、建築コレクティブGROUPによる「三岸アトリエ」(東京都中野区上鷺宮)の改修工事が完了し、内壁の一部と旧玄関が修復…
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藤森照信|第二回擁翠亭の〈十三窓〉茶室がたどり着いた多様なる窓
古今東西の建築を見て回った建築史家の藤森照信氏が、日本全国の歴史的建築から、よりすぐりの魅力をもった「窓」を1件ずつ紹介するシリーズ企画。第…