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「Light is Light and Light(光は、明るく、軽い)」
…ューターシミュレーション結果を印刷した記録紙、提案書、現場の写真が含まれている。 《ギャラクシー富山》と《太閤山ランド展望塔》はいずれも「第…
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第5回 窓をかさねて、とおりぬける
…たな間取りで展覧会を開催し、改修前に撮影した12部屋の展示の写真と新旧の間取り図を掲載したガイドブックを来場者全員に配布した。 「Limi…
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原広司「粟津邸」の窓 闇を照らす光の空間
原広司設計の「粟津邸」が、このたび継承への道を模索することとなった。世界的なグラフィックデザイナー・粟津潔の自宅兼アトリエで、ここから数々の…
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第11回 どこかでつながり、どこまでも抜けていく 陳其寬《東海大学衛理会館》編
台湾中西部の都市・台中郊外に、台湾最初の私立大学である東海大学のキャンパスが広がっている。東海大学は中国と台湾の国共内戦後、ニューヨークに本…
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藤森照信|第八回 軽井沢夏の家の〈横長連続窓〉モダニズムの夢が日本で実現
…された内外空間の一体性を楽しむレーモンド一家と所員たちの姿を写真に残し、大きく扱っている。窓でありながらガラスの消える手品のようなつくりは、…
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藤森照信|第七回 臨春閣の〈障子〉
…はならない特徴がある。「浪華の間」から「住之江の間」を撮った写真を、線の走り方に着目して見てほしい。畳の目の位置と、障子・襖の桟の位置が一致…
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フランソワ・シャルボネ(Made in)
…科大学、ミラノ工科大学、チューリッヒ芸術大学にて学ぶ。建築、写真、文章に至るさまざまなスケールやフォーマットの創作活動を行う。2019年の「…
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吉村順三・奥村昭雄「愛知県立芸術大学」の窓 自然と棲まう具体の科学
…縦樋は全く目に入らない。 そして竣工当時に廊下階で撮影された写真 3をよく見ると、吉村、奥村によって設計された三人掛けベンチと灰皿スタンドが…
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第10回 波打つ学校 陳仁和《三信家商波浪大樓》(高雄)編
…じを受けるだろう。 だが、実は陳仁和の書いた立面図や施工後の写真を見ると、元々はスラブの動きに沿った平行四辺形の窓で、それも各階の上部120…
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藤森照信|第六回仁和寺金堂の〈蔀〉
古今東西の建築を見て回った建築史家の藤森照信氏が、日本全国の歴史的建築から、よりすぐりの魅力をもった「窓」を1件ずつ紹介するシリーズ企画。6…
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ザ・プリンス 軽井沢:清家清の窓の素材性
建築家 清家清によって1982年に建てられた《軽井沢プリンスホテル新館》(現 ザ・プリンス 軽井沢)。いくつかのプリンスホテルを手掛けた清家…
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第9回 風の吹く県庁舎 象設計集団《宜蘭県庁舎》編
…7年につくられた《宜蘭県庁舎》はそのひとつだ。学生時代に本で写真は見たことがあったけれど、宜蘭に来てからその実態を知った。僕は事務所で宜蘭県…
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風景の観察から建築が始まる──ヨハンセン・スコブステッド・アーキテクター インタビュー
現在デンマークにて開催中の「Windowology: New Architectural Views from Japan」展に際し、会場で…
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ゲッセリウス・リンドグレン・サーリネン設計ポホヨラ保険会社ビルのショウウィンドウ
ヘルシンキ中心部のアレクサンドル通りの角地に建つ、ナショナルロマンティシズムの建築家E. サーリネン、A. リンドグレン、H. ゲッセリウス…
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第8回 鳩小屋の浮かぶ町
…った。暇を見つけては、町のいたるところにある鳩小屋を観察して写真を撮っていた。 小屋は、基本的に壁面の大部分がガラリ(ルーバー)もしくは金網…
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第4回 窓に光はとどまるか:栗本百合子さんの窓
…のビルの6階にステゴザウルススタジオというスペースがあった。写真家の成田弘が自身の仕事場として用いていた、日本離れした高い天井と広い壁のそっ…
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藤森照信|第五回旧閑谷学校講堂の〈火灯窓〉日本らしくない日本の窓
古今東西の建築を見て回った建築史家の藤森照信氏が、日本全国の歴史的建築から、よりすぐりの魅力をもった「窓」を1件ずつ紹介するシリーズ企画。5…
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「札幌の家・自邸」の試み
北海道を代表する建築家・上遠野徹(1924-2009)による「札幌の家・自邸」は、コールテン鋼の鉄骨フレームによるカーテンウォール、複層サッ…
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ヘルツォーク&ド・ムーロン
…学、チューリッヒ芸術大学にて学ぶ。創作活動においては、建築、写真、文章に至るさまざまなスケールやフォーマットを扱う。2019年の「ユーロパン…
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カイ・フィスカー設計ステファンスガードの店舗
コペンハーゲン市内に建つステファンスガードの集合住宅の一階店舗。戦時中の材料制限のため鉄筋コンクリートの使用に制限がかかったため、軽量コンク…
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第3回 杉浦邦恵 私の窓
窓は光を部屋の中に入れ、外界が見られるという構造物だが、写真に現れる窓は、主題の背景や説明になっていることが多い。たとえば、ロバート・フラン…
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藤森照信|第四回 旧グラバー住宅の〈フランス窓〉インドから日本へとたどり着いた窓
古今東西の建築を見て回った建築史家の藤森照信氏が、日本全国の歴史的建築から、よりすぐりの魅力をもった「窓」を1件ずつ紹介するシリーズ企画。四…
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第2回 畠山さんと杉浦さんの合間に
…といった自然の様子も、ガラス越しに眺められるそれらの光景は、写真のみならず、絵画、映画、文学が枚挙に暇なく取り上げてきた文化的事象だといえる…
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第7回 山を降りるスレートの村 屏東編
台湾原住民(原住民は中国語での呼称。日本では先住民と呼ぶことも多いらしい)は現在58万人ほどおり、台湾人口の2.5%を占める。政府が認定する…
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聖なる侵入アルド・ロッシの窓
ルイ・カーンだったか。「窓を空ける際に、壁が泣く」と表現したのは。 そびえ立つ壁、屹立するヴォリュームに、人は、なんらかの愛着と恐れを見出す…
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西川純司(社会学者)「近代日本における感染症と微気候をめぐる実践」
…識展覧会(日本赤十字社主催・内務省後援)に出品した療養小屋の写真です。二坪半の大きさで、西側と南側に上げ下げ窓、南と東、西の欄間が回転式の窓…
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アルネ・ヤコブセン設計ボール邸の書斎
コペンハーゲン郊外のヤコブセンの初期の住宅作品。伝統的な黄色のレンガ造の壁面から半正六角形状の平面が突出したベイウィンドウで、高さ200mm…
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アルネ・ヤコブセン設計ハービー小学校のホール
フュン島にあるハービー小学校の絵などが飾られる2層吹き抜けのホール。勾配屋根と壁の境界をまたぐ窓が3つ反復しており、北向きの天空光がホールに…
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アルネ・ヤコブセン設計スーホルムIの会議室
ベルビュービーチに建つ集合住宅、スーホルムIはヤコブセン自身もそのひとつを購入して事務所として利用していた。一階の会議室には窓のある場所を除…
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第6回 誘うチーロウ
台湾ではだいたいみんな、無数にある半屋外の食堂で同じようなものを食べている。学生たちは新しくできたチキン屋にこぞって並び、じいさんは退屈そう…
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第1回 畠山直哉 鏡なのか窓なのか
…ンド・ウィンドウズ – 1960年以降のアメリカ写真」という展覧会があった。あれは僕が大学に入った頃だったから70年代の末か。ニ…
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藤森照信|第三回 三田演説館の〈上げ下げ窓〉
古今東西の建築を見て回った建築史家の藤森照信氏が、日本全国の歴史的建築から、よりすぐりの魅力をもった「窓」を一件ずつ紹介するシリーズ企画。第…
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第5回 辺境の小窓 馬祖・後編
辺境の地の民宿で、新年の朝を迎えた。友人たちが起きてくる前に、静かな民宿の実測をする。 外からは平屋のように見えたこの石積みの建物の中には屋…
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旧京都府茶業会館/宇治茶のための拝見窓
京都府宇治市にある茶業会館。公益法人京都府茶業会議所の建物として建設され、現在は宇治茶道場「匠の館」としてお茶の教室などで使われている。壁面…
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札幌農学校第2農場 穀物庫/コーン貯蔵のための窓
北海道札幌市の北海道大学内にある明治9年に建てられた穀物庫。クラーク博士の大農経営構想によって、乳牛の濃厚飼料となるコーンを貯蔵する倉庫がマ…
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大崎漆器店 通り土間/漆と高窓
大崎漆器店の通り土間。土間におかれた釜戸で完成した漆器を蒸すことで漆器の品質を確かめる。高窓から釜戸の熱や蒸気を逃がし、採光する。高窓は2階…
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第4回 辺境の小窓 馬祖・前編
台湾の北西、中国大陸に限りなく近いところに、馬祖 マーツー列島がある。台湾の中心地があのサツマイモ型の本島とすれば、そこから一番遠い場所のひ…
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第0回 古今東西のマドソト建築 加藤耕一 × 大西麻貴+百田有希(o+h)× 伏見唯
…分のフォトライブラリーから探したのですが、窓の外を撮っている写真がぜんぜんないのですよ。そのなかで見つけられたのは、パリから北へ少しいったエ…
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第0回 植田実 窓際を読み解く6つのトピック
…ますよね。 植田 行ったことがある人はわかると思いますが、写真で見るよりずっとずっと大きく感じます。確かに、人は出入口から入るのですが、頭…
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第1回 吉阪隆正《三澤邸》山の斜面にお辞儀して のぞき込む窓
室内に光を導くため、あるいは風を通すため。窓には住環境を快適にするという大きな役割がある。また店舗の窓のように、あえて中の様子を外に見せるた…
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第1回 吉村順三《旧・園田高弘邸》(現・伊藤邸)庭へ誘う掃き出し窓と、 場所をつくる腰窓
「たまり」のある空間 「吉村順三建築展」(2005年、東京藝術大学大学美術館)の会期中、NHKの「新日曜美術館」で吉村順三(1908-199…
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三岸アトリエの窓、変化と継承
…の突き出し窓)が採用されていた。 山脇自身が撮影した竣工時の写真にみられるシャープで軽やかな印象には、細く均等な線によって格子を形成するこの…
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藤森照信|第二回擁翠亭の〈十三窓〉茶室がたどり着いた多様なる窓
…ています。 今から400年ほど前に作られた〈擁翠亭〉の室内写真の窓を見ていただこう。日本の伝統的建築に通じた人なら、ちょっと変わっているが…
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子規堂/勉学のための曇りガラス窓
愛媛県松山に再現された正岡子規が17歳までを過ごした生家。中学生の頃の子規は、3畳の勉強部屋で漢詩などの習作を重ねた。部屋の二面が小割りの曇…
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クリスト&ガンテンバイン
…物において後者の側面は副次的なレベルでしか現れません。 ──写真を見ると、ファサードにグリーンが使われているようです。これは先ほどお話しにあ…
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林ぶどう研究所/マスカット温室の窓
岡山県北区津高にあるマスカットを栽培するための温室。マスカットの育成には約20℃の気温と、紫外線を多く取り入れることが好ましい。そのため温室…
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角海家/望楼の窓
石川県輪島市黒島門前町にある廻船問屋。明治4年(1871年)の大火により1度焼失したが、翌年に再建された。主屋の一角の望楼から日本海を望むこ…
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第3回 涼亭の行方 蘭嶼・後編
(前編より) 野銀集落をあとにして、島を一周してみる。 道中では岩山の上から人間を見下ろすヤギの群れに出くわしたり、岩場の窪みにあるタオ族の…