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第5回 窓をかさねて、とおりぬける
なぜ窓ではなかったのか。私が企画した展覧会「メディウムとディメンション:Liminal」のカタログに寄せた自身のテキストのタイトルは「Apa…
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原広司「粟津邸」の窓 闇を照らす光の空間
…は反戦運動などにも取り組んでいました。60年代、日本の優れた芸術家はそれぞれのアイデンティティーを探っていました。そのプロセスが当時とても重…
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第11回 どこかでつながり、どこまでも抜けていく 陳其寬《東海大学衛理会館》編
台湾中西部の都市・台中郊外に、台湾最初の私立大学である東海大学のキャンパスが広がっている。東海大学は中国と台湾の国共内戦後、ニューヨークに本…
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センス・オブ・スペース──写真家が語るリートフェルトの窓
20世紀初頭のオランダで興った芸術運動「デ・ステイル」を牽引し「レッド・アンド・ブルーチェア」のデザイナーとしても知られる建築家、ヘリット・…
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愛知県立芸術大学 講義棟
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ヴォーリズ建築事務所「駒井家住宅」の窓
解説記事
まもなく築100年となる旧駒井家住宅「駒井卓・静江記念館」は京都市左京区北白川の疎水縁りの沿道に建ち、東に比叡山を大きく望む郊外地にある。ア…
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フランソワ・シャルボネ(Made in)
…ンナーレ国際建築展日本館キュレーター。2022年、ウルフ賞(芸術部門)受賞。 シモーナ・フェラーリ/Simona Ferrari 2017…
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吉村順三・奥村昭雄「愛知県立芸術大学」の窓 自然と棲まう具体の科学
解説記事
1966年に吉村順三と奥村昭雄の設計で建てられた「愛知県立芸術大学」。キャンパスは緑豊かな愛知県長久手市の丘陵地に建ち、光・空気・音といった…
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第10回 波打つ学校 陳仁和《三信家商波浪大樓》(高雄)編
戦後台湾建築家の第一世代といえば、ヴァルター・グロピウスに師事し、台北の《国父紀念館》など国家的プロジェクトも多く手がけた王大閎(Wang …
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CCA-WRI Research Fellowship 2024
…の回復に関係するプロジェクトに焦点を当てたイタリアの建築家・芸術家ジャンニ・ペテナの全作品、そしてランドスケープアーキテクトのコーネリア・ハ…
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第9回 風の吹く県庁舎 象設計集団《宜蘭県庁舎》編
この連載では台湾の無名の建築の窓を主に紹介してきたが、やはりいくつか紹介したい近現代建築もある。僕の家のすぐ近くにある、象設計集団(以下、象…
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文化活動助成『マツモト建築芸術祭 2024 ANNEX -消えゆく名建築 アートが住み着き 記憶する』が開催
2024年2月23日(金)より公益財団法人 窓研究所2022年度文化活動助成で採択されました『マツモト建築芸術祭 2024 ANNEX -消…
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ダブル・ビジョン
デジタルスクリーンの登場は、私たちをとりまく世界、そして建築をめぐる環境への認知にどのような変化をもたらしたのか――エッセイ「スクリーン・タ…
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第8回 鳩小屋の浮かぶ町
農地の中にポツンポツンと建つ家。その上に浮いている小さな小屋。台湾の地方で暮らしていると遅かれ早かれ気づく、少し変わった風景だ。 台湾では、…
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第4回 窓に光はとどまるか:栗本百合子さんの窓
…同じく、もうこの世にはいない。 1970年代前半に名古屋造形芸術短期大学(現在の名古屋造形大学の前身)で栗本は絵画を学ぶが、彼女が絵画に取り…
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ドナルド・ジャッドと窓 インテリア、そしてリノベーションをつうじて開口部を考える
0. はじめに ― なぜ、今、ジャッドか アメリカのミニマリズムの代表的な芸術家であるドナルド・ジャッド(1928-1994)の作品は、建築…
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ヘルツォーク&ド・ムーロン
…邦工科大学チューリッヒ校(ETHZ)にて建築学を学ぶ。建築・芸術界におけるリーダーとしての積極的な活動が評価され、2004年にメレット・オッ…
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第2回 畠山さんと杉浦さんの合間に
(第1回 畠山直哉「鏡なのか窓なのか」を受けて) 光景と情景 透明なガラスが、建物や列車、車などに据えつけられる。するとそこには内と外という…
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第7回 山を降りるスレートの村 屏東編
台湾原住民(原住民は中国語での呼称。日本では先住民と呼ぶことも多いらしい)は現在58万人ほどおり、台湾人口の2.5%を占める。政府が認定する…
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スクリーンタイム
デジタルスクリーンの登場は、私たちをとりまく世界、そして建築をめぐる環境への認知にどのような変化をもたらしたのか――ポール・グラハム、畠山直…
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黒石いずみ(建築理論家)「窓をめぐる生活世界のコロナ考現学」
公益財団法人窓研究所は、当財団が関係した研究の成果を共有するため、2022年4月23日(土)に「WRI session 研究報告会2022」…
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松井茂(情報科学芸術大学院大学教授)「パレオ TV と建築──メディア・イヴェントの設計者としての磯崎新」
…配信しました。本記事は登壇者のひとりである松井茂氏(情報科学芸術大学院大学教授)の講演内容を再構成したものです。 現代にいたるメディア論を…
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三井麻央(京都芸術大学通信教育部非常勤講師)「19世紀ベルリンの博物館建築における装飾の利用について──フリードリヒ・シンケルからマルティン・グロピウスまで」
…を配信しました。本記事は登壇者のひとりである三井麻央氏(京都芸術大学通信教育部非常勤講師)の講演内容を再構成したものです。 本研究は、19…
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金野千恵(建築家)「窓からみた健康へと向かう建築」
公益財団法人窓研究所は、当財団が関係した研究の成果を共有するため、2022年4月23日(土)に「WRI session 研究報告会2022」…
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土居義岳(建築史家)「19・20世紀フランスにおける初期環境工学的アプローチによる住宅計画」
公益財団法人窓研究所は、当財団が関係した研究の成果を共有するため、2022年4月23日(土)に「WRI session 研究報告会2022」…
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EMIアーキテクテン
…ンナーレ国際建築展日本館キュレーター。2022年にウルフ賞(芸術部門)受賞。 シモーナ・フェラーリ/Simona Ferrari 建築家・…
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第6回 誘うチーロウ
台湾ではだいたいみんな、無数にある半屋外の食堂で同じようなものを食べている。学生たちは新しくできたチキン屋にこぞって並び、じいさんは退屈そう…
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第1回 畠山直哉 鏡なのか窓なのか
窓から外を眺めている。外の光景は動きを伴い明るく輝き、自分はただそれに見とれている。窓を挟んで、あちら側にはすべてがあり、こちら側には自分だ…
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WRI session 研究報告会2023
… 登壇者 前半(13:10~14:50) 松井茂(情報科学芸術大学院大学教授) 「パレオ TV と建築──メディア・イヴェントの設計者とし…
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[会期延長]デンマーク・ヴィラム・ウィンドウ・コレクションにて「Windowology: New Architectural Views from Japan 窓学 窓は文明であり、文化である」展を開催
…催など、日本国内外の大学や研究者との連携により、建築、文化、芸術などの分野における国際的な取り組みを展開しています。 公式ウェブサイト: h…
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新建築書店にてトークイベント「旅と窓」:『WindowScape』塚本由晴 ×『アジア「窓」紀行』 田熊隆樹を開催
…2018年ユニオン造形文化財団在外研修、2019年文化庁新進芸術家海外研修制度採用。 【イベント概要:旅と窓】 日時:3月4日(月) 1…
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第5回 辺境の小窓 馬祖・後編
辺境の地の民宿で、新年の朝を迎えた。友人たちが起きてくる前に、静かな民宿の実測をする。 外からは平屋のように見えたこの石積みの建物の中には屋…
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ジョージア・オキーフの窓 建築史家に訊くニューメキシコの二つの住まい
… Modern(未邦訳)』という素晴らしい本では、オキーフの芸術と私生活に明確な区別はなかったと指摘されています──彼女の服装も、家も、庭も…
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第4回 辺境の小窓 馬祖・前編
台湾の北西、中国大陸に限りなく近いところに、馬祖 マーツー列島がある。台湾の中心地があのサツマイモ型の本島とすれば、そこから一番遠い場所のひ…
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「WRI session 研究報告会2023」オンライン開催
… 登壇者: 前半(13:10~14:50) 松井茂(情報科学芸術大学院大学准教授) 「パレオ TV と建築──メディア・イヴェントの設計者と…
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藤森照信|第二回擁翠亭の〈十三窓〉茶室がたどり着いた多様なる窓
…が初めて始まり、キリスト教が日本に広まり、ヨーロッパの文明と芸術が日本の人々に強い刺激を与えているさなか。政治と経済と文化と宗教が激しく動く…
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クリスト&ガンテンバイン
…(ETHZ)、スイス連邦工科大学ローザンヌ校、およびベルリン芸術大学で建築を学ぶ。クリストフ・ガンテンバインとともに、1998年にバーゼルで…
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『Windowology: New Architectural Views from Japan』中谷礼仁 オンライントーク – 柱間装置:日本建築における空間の豊かさ
…学)。現在、東北大学大学院教授。あいちトリエンナーレ2013芸術監督、ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展2008日本館コミッショナー、『イン…
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『Windowology: New Architectural Views from Japan』「窓学」総合監修 五十嵐太郎 オンライントークイベント開催
…学)。現在、東北大学大学院教授。あいちトリエンナーレ2013芸術監督、ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展2008日本館コミッショナー、『イン…
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第3回 涼亭の行方 蘭嶼・後編
(前編より) 野銀集落をあとにして、島を一周してみる。 道中では岩山の上から人間を見下ろすヤギの群れに出くわしたり、岩場の窪みにあるタオ族の…
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第2回 埋もれる黒屋根 蘭嶼・前編
「台湾人」と一口にいっても、台湾には民族も宗教もバラバラな、色々な人が暮らしている。今回は台湾本島を飛び出し、離島について書いてみたい。 台…
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ジャパン・ハウス 巡回企画展 Windowology: New Architectural Views from Japan 窓学 窓は文明であり、文化である (ジャパン・ハウス ロンドン)
2021年12月1日(水)- 2022年4月10日(日) ジャパン・ハウス ロンドン 地下ギャラリー/ 地上階ショーウィンドウ・展…
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第1回 「鬼」の来る窓 屏東編
アジア・中東11カ国の集落・民家をめぐって旅した経験を経て、現在は台湾北東部・宜蘭(イーラン)に暮らしながら建築設計に従事する田熊隆樹さん。…
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2022年度助成事業
…(3件) 代表者氏名(所属) 齊藤忠政(マツモト建築芸術祭実行委員会) タイトル マツモト建築芸術祭2024 代表…
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2021年度助成事業
…の応用- 代表者氏名(所属) 三井 麻央(京都芸術大学 通信教育部 芸術学科) タイトル 19世紀ベルリンの博物館建築にお…
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最終回 窓からのぞいたアジア
8カ月にわたる旅の記録も今回で最後となり、連載は4年も続いてしまった。行き先はある程度決めてあったが、おもしろそうなところがあれば予定を変更…
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ジャパン・ハウス サンパウロにて『WINDOWOLOGY : 窓学 窓は文明であり、文化である』展を開催
…らず、国内外の研究機関、美術館等との連携により、建築、文化、芸術などの分野における国際的な取り組みを展開しています。 ウェブサイト:http…
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蓮沼執太|窓を開ける音楽
…ing』(資生堂ギャラリー・東京、2018年)など。第69回芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞。 http://www.shutahasun…