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第10回 波打つ学校 陳仁和《三信家商波浪大樓》(高雄)編
戦後台湾建築家の第一世代といえば、ヴァルター・グロピウスに師事し、台北の《国父紀念館》など国家的プロジェクトも多く手がけた王大閎(Wang …
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第9回 風の吹く県庁舎 象設計集団《宜蘭県庁舎》編
この連載では台湾の無名の建築の窓を主に紹介してきたが、やはりいくつか紹介したい近現代建築もある。僕の家のすぐ近くにある、象設計集団(以下、象…
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第8回 鳩小屋の浮かぶ町
農地の中にポツンポツンと建つ家。その上に浮いている小さな小屋。台湾の地方で暮らしていると遅かれ早かれ気づく、少し変わった風景だ。 台湾では、…
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第7回 山を降りるスレートの村 屏東編
台湾原住民(原住民は中国語での呼称。日本では先住民と呼ぶことも多いらしい)は現在58万人ほどおり、台湾人口の2.5%を占める。政府が認定する…
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第6回 誘うチーロウ
台湾ではだいたいみんな、無数にある半屋外の食堂で同じようなものを食べている。学生たちは新しくできたチキン屋にこぞって並び、じいさんは退屈そう…
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第5回 辺境の小窓 馬祖・後編
辺境の地の民宿で、新年の朝を迎えた。友人たちが起きてくる前に、静かな民宿の実測をする。 外からは平屋のように見えたこの石積みの建物の中には屋…
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第4回 辺境の小窓 馬祖・前編
台湾の北西、中国大陸に限りなく近いところに、馬祖 マーツー列島がある。台湾の中心地があのサツマイモ型の本島とすれば、そこから一番遠い場所のひ…
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Windowology: Selected Research
…』の言語学」(植田康成) ・vol.3「柱間装置の文化誌」(早稲田大学 中谷礼仁研究室) ・vol.4「窓のふるまい学」(東京工業大学 塚本…
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Transition of Kikugetsutei: Equipment In Between
…etsutei Equipment In Between』 早稲田大学 中谷礼仁研究室 出版:YKK AP株式会社 窓研究所(現・公益財団法…
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『Windowology: New Architectural Views from Japan』中谷礼仁 オンライントーク – 柱間装置:日本建築における空間の豊かさ
…が取り組む「窓学」(Windowology)の一環として、早稲田大学 中谷礼仁研究室により行われた研究。柱と梁によって成立する伝統的な日本…
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第3回 涼亭の行方 蘭嶼・後編
(前編より) 野銀集落をあとにして、島を一周してみる。 道中では岩山の上から人間を見下ろすヤギの群れに出くわしたり、岩場の窪みにあるタオ族の…
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第2回 埋もれる黒屋根 蘭嶼・前編
「台湾人」と一口にいっても、台湾には民族も宗教もバラバラな、色々な人が暮らしている。今回は台湾本島を飛び出し、離島について書いてみたい。 台…
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ジャパン・ハウス 巡回企画展 Windowology: New Architectural Views from Japan 窓学 窓は文明であり、文化である (ジャパン・ハウス ロンドン)
2021年12月1日(水)- 2022年4月10日(日) ジャパン・ハウス ロンドン 地下ギャラリー/ 地上階ショーウィンドウ・展…
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第1回 「鬼」の来る窓 屏東編
アジア・中東11カ国の集落・民家をめぐって旅した経験を経て、現在は台湾北東部・宜蘭(イーラン)に暮らしながら建築設計に従事する田熊隆樹さん。…
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最終回 窓からのぞいたアジア
8カ月にわたる旅の記録も今回で最後となり、連載は4年も続いてしまった。行き先はある程度決めてあったが、おもしろそうなところがあれば予定を変更…
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ジャパン・ハウス サンパウロにて『WINDOWOLOGY : 窓学 窓は文明であり、文化である』展を開催
…嵐太郎研究室 イラスト:信濃八太郎 映画の窓 研究(映画):早稲田大学 中谷礼仁研究室+瀬尾憲司 茶室の窓 設計:西澤徹夫建築事務所+岡本健…
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第34回 イスラエル・エルサレム編 「聖地の生活」
飛行機の窓から、ミルク色の大地が見えた。中国から西へ西へと向かって来たこの旅。エジプトから少し空を飛び、最後の目的地であるイスラエルに向かっ…
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第33回 エジプト・ナイル編 「ナイルを駆け抜ける」
カイロを数日歩き回った後、エジプト最南部のアスワンに飛んだ。ここから知人、そしてドライバーと共に、ナイル川沿いを10日間ほど、カイロに向けて…
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ジャパン・ハウス ロサンゼルス『Windowology: New Architectural Views from Japan 窓学 窓は文明であり、文化である』オンライン展示開催
…嵐太郎研究室 イラスト:信濃八太郎 映画の窓 研究(映画):早稲田大学 中谷礼仁研究室+瀬尾憲司 茶室の窓 設計:西澤徹夫建築事務所+岡本健…
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第32回 エジプト・カイロ編(2) 「アーチに向かう」
のちにカイロの原型となる都市「アル・カーヒラ」がつくられる10世紀以前、その少し南の方に「フスタート」という都市があった。今ではオールド・カ…
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窓の短編映画 “柱都”
movie “A City of Columns” 柱間装置とは柱と柱の間に取り付けられる建築の部位すべてのことをさす文化財用語である。具体…
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第31回 エジプト・カイロ編「複合する街」
ヨルダンから飛行機に乗って、エジプトのカイロに来た。はじめてのアフリカ大陸だ。たいていの首都はそうなのだろうが、特にカイロは人が多い。宿から…
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第30回 ヨルダン・ペトラ編「大地を直感する」
旅行中、いろいろな国でいくつも遺跡を見てきた。それらは我々の現代の生活からかけ離れたもののようではあるが、遺跡をつくった人もおそらく自分と大…
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ジャパン・ハウス 巡回企画展 Windowology: New Architectural Views from Japan 窓学 窓は文明であり、文化である
…嵐太郎研究室 イラスト:信濃八太郎 映画の窓 研究(映画):早稲田大学 中谷礼仁研究室+瀬尾憲司 茶室の窓 設計:西澤徹夫建築事務所+岡本健…
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第29回 イラン・エスファハン編「宗教と街」
イランは初めて訪れたイスラム国家だったから、少なからぬカルチャーショックを受けた。通りを歩く人の多くが男性で、バスは男女で席が分かれている。…
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第28回 イラン・マースーレ編「ずれる窓」
イランの山あいに、マースーレという千年以上続く小さな村がある。急な山にそって段々と住居が建てられ、陸屋根と歩道とが渾然となっている独特の街並…
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「窓展:窓をめぐるアートと建築の旅」関連イベントが東京国立近代美術館にて開催
…詳細を読む 【短編映画上映会】 2019年12月7日(土) 早稲田大学 中谷礼仁研究室「柱間装置の文化誌」短編映画上映会 >>詳細を読む 【…
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「窓展」関連イベント中谷研究室「柱間装置の文化誌」短編映像上映会12月7日(土)東京国立近代美術館にて開催
…の関連イベントを行います。 2019年12月7日(土)には、早稲田大学 中谷礼仁研究室「柱間装置の文化誌」短編映画上映会を行います。日本伝統…
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第27回 イラン・ヤズド編「砂漠で呼吸する」
イラン北部から南へ向かうバスは、例のごとく砂漠によって形作られた異星的風景を横切って進んでいく。イランでは「異星」を通り過ぎないと次の街へた…
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第26回 イラン タフテ・ソレイマーン編「囲うことから」
イラン北西部・ザンジャーンから相乗りの格安タクシーに乗り込み、古代遺跡、タフテ・ソレイマーンを目指す。タフテ・ソレイマーンは巨大な火口湖を中…
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第25回 イラン・タブリーズ編「都市はバザール」
バスの窓からは、初めて見る景色が続いていた。赤と白の縞模様でなめらかな山、削られたばかりの鋭い真っ赤な山、連続する紫色の大地。ここは確かに地…
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Transition of Kikugetsutei上映会@第10回ロッテルダム国際建築映画祭
2018年 第10回ロッテルダム国際建築映画祭にて、短編映画『Transition of Kikugetsutei』の上映会が開催されました…
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第24回 イラン・東ギーラーン編「家を“置く”」(後編)
東ギーラーンの村、Kachalamでは、ある男性が初対面にもかかわらず車で村を案内してくれた。途中、ひときわ古さの目立つ一軒の家を発見した。…
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第23回 イラン・東ギーラーン編「家を“置く”」(前編)
実際に訪れる前、イランは私にとって未知の国であった。抱いていたイメージといえば、荒涼とした砂漠の中に古代の遺跡が点在するといった漠然としたも…
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窓の短編映画 日吉大社“The Birth Canal”
movie “The Birth Canal” 柱間装置とは柱と柱の間に取り付けられる建築の部位すべてのことをさす文化財用語である。具体的に…
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第22回 インド・キッバル「かくれた穴」(後編)
高地の朝は寒かった。 しかし、宿の3階にあるテラスに出てみると驚くほどあたたかい。たしかに気温は低いのに、太陽の下は暑いぐらいである。むしろ…
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第10回ロッテルダム国際建築映画祭上映作品に窓の短編映画「Transition of Kikugetsutei」が選出
早稲田大学 中谷礼仁研究室+瀬尾憲司監督による短編映画「Transition of Kikugetsutei」が、2018年 第10回ロッテ…
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第21回 インド・キッバル「かくれた穴」(前編)
北インドをキナウル地方からさらに上ってゆくと、森林限界を超えて茶色い岩山ばかりが広がっていた。身ひとつで降ろされたら生きて帰れないだろう、と…
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窓の短編映画 “THE CORALLUM”
movie “THE CORALLUM” 柱間装置とは柱と柱の間に取り付けられる建築の部位すべてのことをさす文化財用語である。具体的には、壁…
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第20回 インド・キナウル地方「張り出しの村」(後編)
一晩で縫いあがったズボンを受け取りに、小さな村を歩いて再び家を訪ねた。お母さんは羊毛から生地を織り、それをお父さんがズボンに仕立てるらしい。…
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第19回 インド・キナウル地方「張り出しの村」(中編)
キナウル地方では、標高2~3000mの谷沿いに集落の多くが営まれている。かつて秘境と呼ばれたであろう北インドの山の上のこんな場所でも、バスは…
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第18回 インド・キナウル地方「張り出しの村」(前編)
インド北部のヒマーチャル・プラデシュ州には、キナウル族という人々が住む地域がある。ヒマラヤ山脈の西北に位置し、東には中国チベット自治区がある…
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窓の短編映画 Transition of Kikugetsutei 栗林公園・掬月亭
…所、料亭二蝶、早稲田大学 理工学術院総合研究所 ※本記事は、早稲田大学 中谷礼仁研究室との共同研究『柱間装置の文化誌』から抜粋したものです。…
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第17回 シェムリアップ 「洪水と床」(後編)
砂にタイヤをめり込ませながらフラフラと進んでいた自転車は、湖にたどり着く前についに進まなくなった。川辺の砂地に、雑然と建物が並ぶ集落が広がっ…
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第16回 シェムリアップ 「洪水と床」(前編)
カンボジアのシェムリアップは、アンコールワットをはじめとする遺跡群を見学する観光客で賑わう町である。多くの旅行者と同じように僕も遺跡を一通り…
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第15回 東チベット・色達 「赤いスリバチ」(後編)
ラルン・ガル・ゴンパの中心に降りてみると、ちょうど講義や集会の終わった時間なのか、僧侶たちが次々と僧院に出入りしているところだった。同じ色の…
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第14回 東チベット・色達 「赤いスリバチ」(前編)
中国四川省の省都、成都からバスに乗り込み、東チベットへ向かった。四川省西部、ガンゼ・チベット自治州の色達(セルタ)にある、チベット仏教ニンマ…
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第10回 トルファン「海より低い砂漠」(後編)
ぶどう干し小屋から教えられたトルファンにおける建築のつくりかたのエッセンスは、レンガとポプラと少しの枝葉で影をつくり、風を通すことだった。 …