窓コラム
第18回 インド・キナウル地方「張り出しの村」(前編)
第17回 シェムリアップ 「洪水と床」(後編)
第16回 シェムリアップ 「洪水と床」(前編)
第15回 東チベット・色達 「赤いスリバチ」(後編)
第14回 東チベット・色達 「赤いスリバチ」(前編)
第13回 タシュクルガン「天窓の記憶」(後編)
第12回 タシュクルガン「天窓の記憶」(中編)
第11回 タシュクルガン「天窓の記憶」(前編)
第10回 トルファン「海より低い砂漠」(後編)
第9回 トルファン「海より低い砂漠」(中編)
第8回 トルファン「海より低い砂漠」(前編)
第7回 張村「地下の都合」(後編)
第6回 張村「地下の都合」(中編)
やはり、村を見るにはまず老人に出会うことだ。これまでの旅で培ってきた自分流の方法論を組み立てながら、木々の緑が美しく映える黄土色の大地の中を歩いた。そして、頭にハンカチを乗せて木かげで休む婆さんに出会った。
この人はヤオトンに住んでいるのだろうか。とりあえず、スケッチを見せて興味を伝える。もちろん、言葉は少しだけしか伝わらない。
何分か経って、どうにかこちらの意図は伝わったようである。すぐそこに婆さんが今も暮らしているヤオトンがあった。地下へは、中庭の四角い穴とは別の、少し離れた場所につくられた小さな穴から入るようになっていた。膝が悪い婆さんは、杖をつきながらゆっくりと僕を案内してくれた。
第5回 張村「地下の都合」(前編)
第4回 烏鎮・「景区」外の家 (後編)
「あなたの家」「あなたの家」と繰り返しながら、景区外の町を爺さんと40分ほど歩いたと思う。その間に何やら新しい大きな建物の建設現場を見たり、舗装されていない細い道を歩いたりと、観光地とは違った生活のシーンをたくさん見た。ついに爺さんの家らしい場所にたどり着いた(あとで気付いたことだが、僕は「あなたの家」という単語さえ間違えていた)。
その家は平屋で、レンガを積んだ壁を白く塗った閉鎖的な家であった。屋根の瓦は景区で見た古い建物と似たようなもので、よく見るとレンガの積み方も似ている。景区外といってもそこに共通点はあるように思えた。ここも一気に建てられたのだろう、周辺にも同じような家が並んでいる。
第3回 烏鎮・「景区」外の家 (前編)
第2回 上海・窓から生える鉄の棒 (後編)
第1回 上海・窓から生える鉄の棒 (前編)
窓の彩りを考える
庭園美術館の窓
『Sumally (サマリー) 』とは、“Want(欲しい)”、“Have(持っている)”の2つでモノを分類していく「この世界に存在するすべてのモノの"百科事典"」をコンセプトに誕生した、ソーシャルネットワーキングサービスだ。そのSumallyの立ち上げ人でCEOの山本憲資氏は、ファッションカルチャー誌で編集者として活躍した経歴を持つ。現在でもトレンドカルチャーを体感することは欠かさない山本氏が、2014年11月にリニューアルオープンした東京都庭園美術館に足を運んだ。アール・デコ様式の建築が生み出す、窓と光の関係についての考察──
衣食住の窓
マガジンハウスのクオリティライフ誌『& Premium』エグゼクティブディレクターで、編集者の柴田隆寛氏。著書『TOOLS』、『リサ・ラーソン作品集』や、ウェブマガジン『LIFECYCLING』、『ONE DAY -犬と僕たちの生活』のディレクションなど、これまでに数々のライフスタイルの提案をおこなってきた柴田氏が感じた、「衣食住の窓」とは──
猫とファッションと窓
猫とクリエイターをテーマにしたウェブマガジン『ilove.cat』を主宰、また、東京スタイルを提案し、いまやファッション業界を代表する媒体のひとつとなったウェブマガジン『honeyee.com』、『.fatale』などでフリーランス編集者としても活躍する、服部円さん。愛猫のスカイ、そして自身も現地に取材へと出向いた2015S/Sパリコレクションを通した、猫とファッションの“窓”の風景について──