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The Nordic Window Window Behaviorology in Nordic Architecture
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「Light is Light and Light(光は、明るく、軽い)」
…いるのだ。 岩元真明氏が本連載の序文で述べているように、葉は現代的な木構造の先駆者でもあった。1980年代に小国町で木造立体トラス構造に取り…
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第5回 窓をかさねて、とおりぬける
なぜ窓ではなかったのか。私が企画した展覧会「メディウムとディメンション:Liminal」のカタログに寄せた自身のテキストのタイトルは「Apa…
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葉祥栄 光をめぐる旅――イントロダクション
…カナダの研究者による全7回の連載。 自然現象としての光 現代的な木造表現とデジタルデザイン双方の先駆者として、建築家・葉祥栄を再評価する…
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国際基督教大学(ICU)ディッフェンドルファー記念館と大学礼拝堂の窓 保存、継承、そして
…は「植民地スタイル」、「D館」は「建築事務所の実習生による準現代風なもの」で、キャンパスプランはなく「でたらめに配置され」た「無秩序で弱気な…
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原広司「粟津邸」の窓 闇を照らす光の空間
原広司設計の「粟津邸」が、このたび継承への道を模索することとなった。世界的なグラフィックデザイナー・粟津潔の自宅兼アトリエで、ここから数々の…
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第11回 どこかでつながり、どこまでも抜けていく 陳其寬《東海大学衛理会館》編
台湾中西部の都市・台中郊外に、台湾最初の私立大学である東海大学のキャンパスが広がっている。東海大学は中国と台湾の国共内戦後、ニューヨークに本…
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フランソワ・シャルボネ(Made in)
…、窓と交通インフラとを結びつけています。機械のもつスピードは現代社会に新たな動きの感覚をもたらしました。オフィスや大学の入る《グライスアレー…
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吉村順三・奥村昭雄「愛知県立芸術大学」の窓 自然と棲まう具体の科学
…境を所与のものとしてどのように意図し、計画できたのか。それは現代の我々のように抽象的な概念によって物事を理解するのではなく、感覚的な能力を切…
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第10回 波打つ学校 陳仁和《三信家商波浪大樓》(高雄)編
戦後台湾建築家の第一世代といえば、ヴァルター・グロピウスに師事し、台北の《国父紀念館》など国家的プロジェクトも多く手がけた王大閎(Wang …
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CCA-WRI Research Fellowship 2024
…プログラムでは、カナダ建築センターの所蔵コレクションを通して現代社会における諸問題と建築との関係性を探る研究課題に取り組んでいただくことを目…
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第9回 風の吹く県庁舎 象設計集団《宜蘭県庁舎》編
この連載では台湾の無名の建築の窓を主に紹介してきたが、やはりいくつか紹介したい近現代建築もある。僕の家のすぐ近くにある、象設計集団(以下、象…
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ウィーン シェーンブルン宮殿 日本庭園にて「Learning from the Japanese Tea House」が開催
…いは、伝統的な茶室に基づきながらも、それを模倣することなく、現代の茶室をデザインすることでした。選出作品は、7月から8月までシェーンブルン宮…
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窓のない建物──その論理と病理
…p. 25ff.〔アンソニー・ヴィドラー『歪んだ建築空間──現代文化と不安の表象』中村敏男訳、青土社、2006年〕 16 :Ibid. p.…
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風景の観察から建築が始まる──ヨハンセン・スコブステッド・アーキテクター インタビュー
…)とセバスティアン・スコブステッド(1982-)により設立。現代の建築プロセスや素材に普遍的な建築的価値を結びつけることでアイデア、技術、製…
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ダブル・ビジョン
…できる。 そして製品開発にラピッド・プロトタイピングといった現代的な手法が用いられることが増えるにつれ、こうした窓とスクリーンの区別はさらに…
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第8回 鳩小屋の浮かぶ町
…は認められていないが、中国と共に近年盛り上がっているらしく、現代台湾を知るうえで無視できない存在であることも確かだ。ちなみに日本では、賞金の…
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第4回 窓に光はとどまるか:栗本百合子さんの窓
…側に向いた窓と廊下に面した窓をそのままに残したまま、ときおり現代美術の発表の場ともなっていた。いわゆるホワイトキューブとは違うものの、ほとん…
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ドナルド・ジャッドと窓 インテリア、そしてリノベーションをつうじて開口部を考える
…ったと考えることはできないだろうか。そんなジャッドの試みは、現代のわれわれがインテリアやリノベーションを含んだ空間を設計する際にも大きな示唆…
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ヘルツォーク&ド・ムーロン
…して日光や外気を浴びられるつくりになっていたとわかりました。現代建築の事例にも調査を広げ、今回は医療施設の設計の取り組みについてお話を伺いた…
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その窓は、緩く開いている──マイケル・スノウの映画と建築映画館
…』に立ち戻りつつ新たに『WVLNT』をつくったわけですよね。現代的な技術を経てから、過去の自作を新たに再解釈しているわけですから、やはりここ…
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第2回 畠山さんと杉浦さんの合間に
…たくさん撮って、すぐに加工して、誰かに見せて、といった写真の現代的な振る舞いが多くの人のものとなった今もなお、やはり写されたものと当事者との…
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第7回 山を降りるスレートの村 屏東編
台湾原住民(原住民は中国語での呼称。日本では先住民と呼ぶことも多いらしい)は現在58万人ほどおり、台湾人口の2.5%を占める。政府が認定する…
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建築映画館2023
公益財団法人 窓研究所2021年度文化活動助成で採択された「建築映画館2023」が開催されます。詳細情報につきましてはウェブサイトまたはチラ…
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スクリーンタイム
…ならない。『大ガラス』はまさに、スクリーンを通して見るという現代の視覚性を先取りした原型なのである。 畠山直哉による「Slow Glass」…
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黒石いずみ(建築理論家)「窓をめぐる生活世界のコロナ考現学」
…部に行きたいという意欲を改めて抱くようになったタイプです。 現代の住環境は遮音性が向上し、個室化も進んでいます。多くの学生は感染を恐れて閉じ…
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齋藤歩(京都大学総合博物館特定助教)「近現代建築資料を対象とした実践的整理法の発展プロセスに関する研究」
公益財団法人窓研究所は、当財団が関係した研究の成果を共有するため、2023年4月15日(土)に「WRI session 研究報告会2023」…
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松井茂(情報科学芸術大学院大学教授)「パレオ TV と建築──メディア・イヴェントの設計者としての磯崎新」
…科学芸術大学院大学教授)の講演内容を再構成したものです。 現代にいたるメディア論を意識し、テレビジョンがもたらした磯崎新の想像力を明らかに…
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金野千恵(建築家)「窓からみた健康へと向かう建築」
…言えますが、“健康”とは時代や環境に即して変化するものです。現代を生きる私たち自身の健康のあり方について再考すべきときを迎えているのではない…
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WindowScape[北欧編]名建築にみる窓のふるまい
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第6回 誘うチーロウ
台湾ではだいたいみんな、無数にある半屋外の食堂で同じようなものを食べている。学生たちは新しくできたチキン屋にこぞって並び、じいさんは退屈そう…
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奄美編 島口(徳之島母間方言)における「まど」
言語学者 植田康成が世界各国の「まど」の語源に迫る。窓という言葉の概念がどのように拡張されていったのか、その過程を探る。今回は奄美群島の一つ…
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WRI session 研究報告会2023
…テキストの綜合」 齋藤歩(京都大学総合博物館特定助教) 「近現代建築資料を対象とした実践的整理法の発展プロセスに関する研究」 照井敬生(キン…
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[会期延長]デンマーク・ヴィラム・ウィンドウ・コレクションにて「Windowology: New Architectural Views from Japan 窓学 窓は文明であり、文化である」展を開催
…ます。大衆の生活を映し出す漫画から日本の窓を読み解きます。 現代住宅の窓 ロンドンを拠点に活動するフランス人写真家、ジェレミ・ステラ氏が日本…
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CCA-WRI Research Fellowship 2023
…プログラムでは、カナダ建築センターの所蔵コレクションを通して現代社会における諸問題と建築との関係性を探る研究課題に取り組んでいただくことを目…
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第5回 辺境の小窓 馬祖・後編
辺境の地の民宿で、新年の朝を迎えた。友人たちが起きてくる前に、静かな民宿の実測をする。 外からは平屋のように見えたこの石積みの建物の中には屋…
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第4回 辺境の小窓 馬祖・前編
…観光資源というのは悲しいような気もするが、これも台湾の歴史と現代の観光需要が生み出した、まぎれもない離島の姿である。 バイクで適当に島を巡…
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第1回 吉阪隆正《三澤邸》山の斜面にお辞儀して のぞき込む窓
室内に光を導くため、あるいは風を通すため。窓には住環境を快適にするという大きな役割がある。また店舗の窓のように、あえて中の様子を外に見せるた…
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第1回 吉村順三《旧・園田高弘邸》(現・伊藤邸)庭へ誘う掃き出し窓と、 場所をつくる腰窓
「たまり」のある空間 「吉村順三建築展」(2005年、東京藝術大学大学美術館)の会期中、NHKの「新日曜美術館」で吉村順三(1908-199…
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窓から建築を考える
…及されている対象の幅は広く、建築の領域を超えて、絵画・写真・現代美術などの文化、そして技術の歴史に関する論考も含まれている。 『窓から建築…
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三岸アトリエの窓、変化と継承
…際建築』1934年11月号、443頁。引用にあたって、字体は現代のものに改めた。以下本稿における他の引用についても同様。 ここで述べられて…
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「WRI session 研究報告会2024」オンライン開催
…) 「建築の”擬”術―日本の古建築における構造と化粧のズレと現代的なデザインへの応用―」 お問合せ…
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「WRI session 研究報告会2023」オンライン開催
…テキストの綜合」 齋藤歩(京都大学総合博物館特定助教) 「近現代建築資料を対象とした実践的整理法の発展プロセスに関する研究」 照井敬生(キン…
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クリスト&ガンテンバイン
…アムもずいぶん進化してきましたが、お二人は前例にとらわれず、現代社会がミュージアムの建物に求めているものを、躊躇することなくダイレクトに表現…
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第3回 涼亭の行方 蘭嶼・後編
(前編より) 野銀集落をあとにして、島を一周してみる。 道中では岩山の上から人間を見下ろすヤギの群れに出くわしたり、岩場の窪みにあるタオ族の…
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第2回 埋もれる黒屋根 蘭嶼・前編
「台湾人」と一口にいっても、台湾には民族も宗教もバラバラな、色々な人が暮らしている。今回は台湾本島を飛び出し、離島について書いてみたい。 台…
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ジャパン・ハウス 巡回企画展 Windowology: New Architectural Views from Japan 窓学 窓は文明であり、文化である (ジャパン・ハウス ロンドン)
…開催された『窓学展─窓から見える世界─』をベースに、過去から現代まで日本の建築に存在してきた窓の魅力を伝えることを目的に、海外での展覧会に向…
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ジャン・プルーヴェの窓 #2──プルーヴェ自邸の窓
…ヴェの先進性をいち早く紹介したケネス・フランプトンの著書(『現代建築史』)では「職人的技術者」(artisan/engineer: 英)とさ…