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藤森照信|第六回仁和寺金堂の〈蔀〉
…きの鋸が必要になり、縦挽き鋸の発明はヨーロッパでもアジアでも中世を待たなければならなかった。日本には鎌倉時代に、中国から禅宗寺院建設に伴って…
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EMIアーキテクテン
ロン・エイドラー、エリー・モサイェビ、クリスティアン・インダビッツィンの3名によって、2005年にチューリッヒで結成されたEMIアーキテクテ…
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第6回 誘うチーロウ
…は、福建省泉州から渡ってきた人が多いのであるが、その泉州には中世に多くのアラブ人が暮らしていたことも知られている。台湾人の由来は実に多様であ…
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第5回 辺境の小窓 馬祖・後編
…柱は互いに「海老虹梁えびこうりょう」で繋がれている。日本でも中世から寺社建築で使われるようになった、高さの違う柱を繋ぐために用いられる部材だ…
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第0回 古今東西のマドソト建築 加藤耕一 × 大西麻貴+百田有希(o+h)× 伏見唯
…が西洋建築の特徴の一端なのだと。 加藤 そもそも私の専門は中世のゴシック建築ですから、窓はステンドグラスなので窓の外を見ないのが前提ですよ…
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Ch.3 ビューファインダー/透明性と窃視
…記号に置き換えるのではなく、三次元に見えるように描くことで、中世技術の先を行こうと試行した様子を伝えている。書中においてアルベルティは「まず…
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窓の短編映画 “柱都”
…う―大阪都市住宅史』(平凡社,1989年) ⅵ 伊藤ていじ『中世住居史』(東京大学出版会,1958年)参照 ⅶ 参照は註(ⅳ)に同じ ⅷ 参…
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「Cosmo-Eggs | 宇宙の卵」出展作家対談 下道基行 × 能作文徳
…』(仏:Bunker Archéologie)にでてきます。中世の都市は城壁で囲まれていて、そこに弓矢で撃つための穴がついていますが、トーチ…
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第5回 北イタリア・モデナの“伝統的な”バルサミコ酢
ぶどうから造られる果実酢で、イタリア料理には欠かせない調味料、バルサミコ酢。北イタリアの都市モデナでは中世より貴族や皇帝の間で疲労回復や消化…
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ゴードン・マッタ=クラークと開口
…会に用いられる建築形式)になぞらえて開口部を「薔薇窓」(主に中世のゴシック建築にみられる、ステンドグラスでつくられた円形の窓)と呼んだという…
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「FREESPACE」を窓から覗く PART 2
…「Stand Ground」というこのインスタレーションは、中世の国立造船所跡であるアルセナーレ会場にある、コルデリエ(Corderie)と…
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窓の短編映画 日吉大社“The Birth Canal”
…建てられている。これらの社殿は近世初期に焼失したが、再建後も中世までの神社形式をよく残している。日吉大社は八王子山と金大巌に対する信仰と関係…
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窓の短編映画 Transition of Kikugetsutei 栗林公園・掬月亭
…の始まりは、柱間に襖・障子を守る為に加えられた板戸であった。中世までは柱間に三本溝を設け、外から板戸・板戸・障子とはめ込んでいた。この場合、…
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第2回 恐怖と歓楽、そして劇場として
…みを眺めている女性。このような絵画を見たことはないだろうか。中世から近代にかけてパリがヨーロッパの中で強い存在感を持ちながら、市内では様々な…
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総論 窓の成り立ち《4》
建築家・内田祥哉氏による若手建築家・研究者のための、「窓」を通じて建築を考える「窓ゼミナール」。カーテンウォールの成り立ちを解説した前回に次…
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総論 窓の成り立ち《3》
建築家・内田祥哉氏による若手建築家・研究者のための、「窓」を通じて建築を考える「窓ゼミナール」。戦後日本でのサッシの誕生から、ガラスブロック…
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総論 窓の成り立ち《2》
建築家・内田祥哉氏による、若手建築家・研究者に向け「窓」を通じて建築を考える「窓ゼミナール」。前回の日本での戦前のサッシのなりたちに続き、今…
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総論 窓の成り立ち《1》
建築家・内田祥哉氏による、若手建築家・研究者と共に「窓」を通じて建築を考える「窓ゼミナール」。幹事である戸田穣氏による前回の内田祥哉論に続き…
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第9回 トルファン「海より低い砂漠」(中編)
…壁には、二本の日干しレンガの塊がとりついていた。これは古代・中世ヨーロッパの教会などに用いられたバットレス(建物の壁から直角に出て主壁を支え…
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第2回 蒐集される門と窓
…ていく仕掛けとなっている。宗教性の有無というちがいはあれど、中世ヨーロッパの大聖堂におけるステンドグラスとよく似ている。 中国建築の窓と門は…