-
葉祥栄 光をめぐる旅――イントロダクション
1970年代にインテリアデザイナーとして設計活動を開始した建築家・葉祥栄。2019年、葉に関連する資料は九州大学に寄託され、現在、九州大学葉…
-
CCA-WRI Research Fellowship 2022
窓研究所は、カナダ建築センターと共同のもと、3ヶ年の研究員等派遣プログラム「CCA-WRI Research Fellowship」をあらた…
-
ドレーキップ窓
1つの窓に内側に水平回転して開く「内倒し」と内側に鉛直回転して開く「内開き」2つの開閉機能が付いた窓を「ドレーキップ窓」と呼ぶ。ドイツで生ま…
-
横すべり出し窓
上框が回転軸となり、窓枠の左右に設けられた溝またはレールに沿って上下に移動しながら、下框が外部に回転して開閉する窓を「横すべり出し窓」と呼ぶ…
-
縦すべり出し窓
左右どちらかの框が回転軸となり、窓枠の上下に設けられた溝またはレールに沿って左右に移動しながら、もう一方の框が外部に回転して開閉する窓を「縦…
-
電動窓
スイッチやリモコン操作により、主に電気による動力で開閉できる窓を「電動窓」と呼ぶ。直接触れずに開閉が行えることから手の届かない場所への設置や…
-
高所用窓
吹き抜けなどの高いところに設置し、暖かい空気が上へと移動する性質を利用した「重力換気」を可能にする窓。スイッチやリモコン操作、もしくはボール…
-
両開き窓
戸がそれぞれ左右の端部を軸に、中央から左右に水平回転する開き方。内側に開くものと外側に開くものとがある。左右の戸が同寸で1方向に開くものを「…
-
引違い窓
2枚以上の戸を平行した2本以上の溝またはレールの上を水平移動させることによって開閉する窓を「引違い窓」と呼び、左右2枚とも動く。日本古来の開…
-
第5回 国際門窓城へ
日本建築における開口部は「ま」。西洋建築における開口部は「あな」。それでは中国建築における開口部は? 古典から現在まで、日本人が知っているよ…
-
第3回 マニアの目から見たグラスハウス
ロンドン南西部にあるキュー・ガーデンズ (王立植物園) は、子供の頃に幾度も訪れた記憶のある、個人的に馴染みの深い場所であるが、ふと建築的な…
-
第3回 華やいだ通りの情景
パリの街を散歩するのは楽しい。異なる時代に異なる理由で生まれた道が交錯し、通りを行けば幅の違う道に様々な時代の建物やカフェやショップを発見す…
-
第4回 開放を象徴するポストモダンの窓
日本建築における開口部は「ま」。西洋建築における開口部は「あな」。それでは中国建築における開口部は? 古典から現在まで、日本人が知っているよ…
-
ガラスについてどう考えますか?
日本を代表するデジタルファブリケーションの研究者、東京大学准教授 小渕祐介氏が、建築とテクノロジーの最先端で活躍するゲストを迎え、連続インタ…
-
第2回 奥行きがもたらす生活の深み
朝の空気が冷たくパリッとするようになり、サマータイムの終了がいよいよ秋の終わりを告げ、長い冬の訪れを知らせてくれた。ヨーロッパ各国で実施され…
-
第2回 恐怖と歓楽、そして劇場として
パリの街は20の行政区に分けられている。1区はルーブル美術館があるあたりの地区で地図上でもパリのほぼ真ん中に位置する。その地区から外に広がる…
-
増田信吾/増田信吾+大坪克亘 『躯体の窓』
世界最大の現代建築の祭典のひとつであるヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展。2016年の日本館のテーマは「en: アート・オブ・ネクサス」。出…
-
金野千恵/t e c o『向陽ロッジアハウス』
世界最大の現代建築の祭典のひとつであるヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展。2016年の日本館のテーマは「en: アート・オブ・ネクサス」。出…
-
第1回 フランス窓 ─パリの呼吸と眼─
私がパリで生活を始めて6年が経った。自身の日々の生活が常に変化する中で、パリの街並みは変わることなくそこにあり続ける。通りやセーヌ川の向こう…
-
第1回 煉瓦色のシークエンスを辿って
意外に感じるかもしれないが、ロンドンという都市の良いところは“乱雑”さにあると思う。実はロンドンでは、街のいたるところで異なる時代背景をもつ…
-
第2回 窓の本棚
「窓の本棚」プロジェクト第2回。私たち窓研究所は建築事務所o+hに、小さな書店やギャラリーなどで、本の全国巡回展を開催するための什器の制作を…
-
第3回 アラブ世界研究所
ひとりの建築家が彗星のごとくこの世に現れ、人々を驚かせることがある。今回取りあげる建築、「アラブ世界研究所」もまた、フランス人建築家、ジャン…
-
ミケーレ・デ・ルッキ インタビュー:窓を開け、世界にあいさつしよう
「窓は建物で最も重要な要素だ」と語る、イタリアを代表する建築家・デザイナー、ミケーレ・デ・ルッキ氏。80年代に、エットレ・ソットサス率いるデ…
-
第2回 サヴォワ邸 (フランス・パリ)
建築の革命とは様式の変遷と思われがちだが、実はすべてを材料が決めてきた。木や石といった天然素材から、鉄やガラス、コンクリートといった工業製品…
-
能作文徳『Steel House』
世界最大の現代建築の祭典のひとつであるヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展。2016年の日本館のテーマは「en: アート・オブ・ネクサス」。出…
-
第1回 パンテオン
驚異のドームに、一筋の光 パンテオン(イタリア・ローマ) 建物には、いくつかの穴が開いている。そのうち私たちが日常生活の中で触れている穴が、…
-
内田祥哉 窓ゼミナール 開講
建築構法学の創始者による、窓と建築についての私塾 建築家でありながら、建築構法学を打ち立てた学者でもあり、今なお第一人者として活動を行ってい…
-
シリア編
異文化の窓 40年間の調査と軌跡 私のシリア歴は学生時代 (1968) に遡り、騒乱直前 (2010年11月) まで都合7回訪れている。OT…
-
パプアニューギニア編
異文化の窓 40年間の調査と軌跡 インドネシアの南西、ニューギニア島の東半分を占めるパプアニューギニアは、ソロモン諸島と同じくエリザベス女王…
-
第8章 出窓・天窓
窓のディテールを読み解く サッシ以外にもいろいろな開口部関連製品が並行して開発されてきたが、連載最終回では、前回に引き続き関連製品として「出…
-
ソロモン諸島編 (下)
異文化の窓 40年間の調査と軌跡 ソロモン諸島編 (上) はこちらから── ソロモン諸島での庶民的な旅は言うまでもなく船で、ひと、荷物、生き…
-
第7章 雨戸・窓用シャッター・網戸など
窓のディテールを読み解く この連載では、我が国におけるアルミサッシの初期の変遷の概要について述べてきたが、開口部関連アルミ製品としては、雨戸…
-
ソロモン諸島編 (上)
オーストラリアの北東、インドネシア、パプアニューギニアから東南に連続するソロモン諸島はエリザベス女王を元首とする英連邦の一員で、離島特有の土…
-
あるデザイナーの肖像記憶を切り取る象徴 あるいは表象の出入口
エアコンから吐き出される空調の音が大きくなり小さくなり、掛け時計の秒針は大げさに鳴り響くように一秒一秒を真っ当に刻む。窓からは茶色がかった山…
-
第3回 チロエ島 カモメが舞う場所
今回はチリ本土とは異なる文化を有するチロエ島 (Isla de Chiloé) について書こうと思う。チロエ島はサンチアゴから南に1100k…
-
第6章 サッシの断熱性及び気密性の向上
窓のディテールを読み解く 初期の住宅用断熱サッシ 〈二重窓用外付けサッシ〉 既に述べたとおり、ビル用の断熱サッシは1962年に発売されている…
-
第2回 バルパライソ ─瞳の奥の楽園─
2回目の今回は、チリ第2の都市バルパライソにおける開口部のあり方について考察してみようと思う。まずはこのバルパライソという街について簡単に説…
-
第5章 各種構法用サッシと各種開閉方式
窓のディテールを読み解く 各種構法の専用サッシ <PC版用サッシとKJサッシ> 新しい躯体・仕上構法や規格が出現すると、それに対応した構法が…
-
窓の彩りを考える
テキスタイルコーディネーター/デザイナーの安東陽子さんは、ベテランから若手まで多くの建築家が手がけた作品において、窓まわりのテキスタイル演出…
-
庭園美術館の窓
『Sumally (サマリー) 』とは、“Want(欲しい)”、“Have(持っている)”の2つでモノを分類していく「この世界に存在するすべ…
-
第4章 アルミサッシの多様化と高性能化
ディテールを窓から読み解く ビル用高性能サッシ 〈二重サッシ〉 アルミサッシにも高い性能が要求されるようになって、断熱・気密性能向上のための…
-
第1回 窓の本棚
建築家の大西麻貴さん、百田有希さん夫婦の若き建築事務所o+hに、「本棚」の制作を依頼。そこからスタートしたプロジェクト。作品完成までを追う、…
-
衣食住の窓
マガジンハウスのクオリティライフ誌『& Premium』エグゼクティブディレクターで、編集者の柴田隆寛氏。著書『TOOLS』、『リサ…
-
第1回 アンデス山脈水平事情
この窓に関するコラムをどう展開していくべきか、少し戸惑っている。というのも柱、床、階段、屋根などなど数ある建築を構成する要素の中で、僕はこれ…
-
qp、 柴崎友香、 中山英之 『窓の観察』
アーティスト、小説家、建築家、三者三様の窓の創作がおさめられた本書は、長島明夫が編集発行人をつとめる建築雑誌『建築と日常』の別冊として201…
-
猫とファッションと窓
猫とクリエイターをテーマにしたウェブマガジン『ilove.cat』を主宰、また、東京スタイルを提案し、いまやファッション業界を代表する媒体の…
-
第3回 主流のない中国現代建築における窓
日本建築における開口部は「ま」。西洋建築における開口部は「あな」。それでは中国建築における開口部は? 古典から現在まで、日本人が知っているよ…
-
中村拓志 窓と愛着 自作を通した窓の試行を訊ねる
「愛着」をテーマに多数のプロジェクトを発表し、注目を集める建築家 中村拓志へのインタビュー。「窓」の役割や魅力、課題について伺った── 人は…